アメリカ人に浜勝の作法を教えた話 | みといなのブログ

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アメリカ人に浜勝の作法を教えた話

博多駅の浜勝にて。日本を旅しているアメリカ人と会った話。
博多駅筑紫口よりの地下の飲食店の一角にとんかつ浜勝はある。
カウンター席で一人ランチしていたら、外国人男性が隣に案内されて座った。
料理が来るのを待っている間、浜勝では当たり前のソースを作ろうとしなかった。
 浜勝は料理が来るまでの間に、ゴマをすって、とんかつにかけるソースを作るようになっている。
 彼が注文したのは生ビールとエビフライとカキフライととんかつ。タルタルソースがついているからいらないのかな…
と思ったら、おもむろにゴマをすりこ木が入っている器に入れようとした。
「ノー、ノー」
 手ですりこ木の入った器をガード。すり鉢を指さして教えた。
 タッチパネルのソースの作り方を参考にしていた。
「ノーノー」
 キャベツにかけるドレッシングをゴマの入ったすり鉢に入れようとしたので止めた。ソースの容器を教えた。
「スミマセン、オシエテクダサイ。ミソシルハマゼマスカ?」
「混ぜなくていいです」
 味噌汁椀を持って味噌汁を飲んでいた」
「みそ汁は、お箸を使うのですよ」
「キャベツハムリョウデスカ?」
 タッチパネルでキャベツをお代わりする方法を教えた。
「どこから来たのですか?」
 アメリカのフロリダ州から来たそうだ。
「アメリカニイッタコトハアリマスカ?」
「ありますよ。オレゴン州に2週間ほど」
 実は二十歳の時に大学の語学研修でいったことがあるのだ。
「なら、英語話せますね」
 という意味の流暢な英語で話しかけてきた。そしてニヤリと笑う。
 ジャパンレールパスを使って一週間日本を旅するそうだ。
 東京から福岡へ。今日は長崎へ行ったそうだ。
 大相撲九州場所を見に行くと言っていた。
 この後は福山の鞆の浦、岡山の豊島(てしま)へ行くそうな。
 なんて映える場所ばかり行くんだろう?と思ったらインスタグラムをしていた。早速フォローした。
 記念撮影して別れた。
 博多に向かう電車の中で「深夜特急4」の文庫本を読んでいたら、地元でもこんな風に旅人と出会うのだなあ。
 ニック、いい旅を!