8月17日、金曜日。
7時過ぎに息子を起こす。
まだ寝てます。
昨夜はなかなか寝ようとしなかった。
8時過ぎに自宅を出発。折尾駅まで車で送ってもらった。
折尾駅4番ホームにて。
8時17分発の134M門司港行きに乗る。計画の段階では8時32分発の快速に乗る予定だった。早めに家を出ることができたので、予定よりもひとつ早い電車になった。折尾駅では4番ホームに停車中。特急「にちりんシーガイア7号」に抜かれるためである。
8時42分、小倉に到着。お土産を買う。1階の土産屋はまだ開いていなかった。
3階改札口横の土産屋で「ぎおん太鼓」を買う。
小倉から9時11分発の5526M下関行きに乗る。
こちらも予定よりもひとつ前の列車。415系のボックスシート車。下関までの間、国鉄型車両を楽しむ。
関門トンネルを抜けて本州へ。左手に車両基地が見える。
9時27分、下関駅に到着。
9時31分発の新山口行きに乗ることはできたが、乗り換えの回数が増える。
10時01分の下松行きに乗ることにした。
下関駅のホームのベンチで、下松行きを待ちます。
ホームのベンチに座っていると、腰の曲がった女性が隣に座って来た。
「夏休みの宿題はすんだの?」
息子、答えたくなさそう。
宿題は全然終わっていないらしい。
「学校ではいじめられていない?」
息子。沈黙。
「それともいじめている方?」
なんなんだ、この質問攻め?
無難に受け答えしていると、そのままお話は学校の教育問題へと発展。単にお話したかったみたい。しばらく、教育問題について熱く語る。
女性は小月までお出かけするところだった。せっかくのご縁なので、5年前の旅の記録の冊子を渡した。
これから、普通列車を乗り継いで東京まで行く、と話すとびっくりされた。
「お父さんは、どうして、簡単にいろんな人と仲良くなれるの?」
「なんでだろ?」
今回は、女性の方から話しかけられただけだよ。
10時01分発の3328M下松行き
トイレに行くついでに改札口で聞いてみた。
「下松行き、なんて珍しいですね」
「下松から柳井まではバス代行なんですよ」
7月6日の西日本豪雨の影響で、山陽本線は土砂崩れ、路盤流出の影響で不通区間があるのだ。
10時01分発の3328M下松行きは115系の3000番台。転換クロスシートである。
発車してほどなく、息子は寝てしまう。
新山口で大勢乗って来た。ほぼ満席になる。乗り換えなくて正解だった。
青春18きっぷで旅慣れている人には当たり前のことだが、乗り換えの回数を少なくするために、長距離走っている列車を選ぶ、というのがある。
ただ、長時間列車に揺られているのも苦痛、なのでそのあたりのバランス感覚は必要である。
防府を過ぎると瀬戸内海が見える。
5年前の旅では、大雨の影響で山陽本線の下関から岩国が運転見合わせになっていた。そのため、小倉から福山まで新幹線で移動した。この区間は乗っていない。
青春18きっぷマン?
新南陽駅。以前はパンプ、カーリターダーという貨物列車好きには堪らない設備のあった駅。大学生の頃はパンプに入れ替えの貨物列車が押し上げて行って、一両ずつ、下り坂を転がって行く貨車が、カーリターダーというブレーキ装置でスピードを落として連結する、という様子を見ることができた。
現在はレールもはがされていて、パンプの坂道が見える程度。
大雨で山陽本線の不通区間があるため、貨物列車は運休。レールもさびていた。
工場の煙突が見えるようになり、11時51分、徳山に到着。
(続く)
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