「おしごと、いく~!」
はいは~い。
5歳の息子の言う「おしごと」とは、電車に乗ることである。
嫁ハンに車で折尾駅まで送ってもらう。
16時12分発の特急「きらめき14号」に乗る。小倉までは25キロ以内なので、特急料金は300円である。
進行方向左側に座って、黒崎から工場の煙突を眺める。
16時28分、小倉に到着。
小倉から、16時38分発の下関行きに乗る。門司まで国鉄型の電車に揺られる。
門司駅から海沿いの遊歩道を歩く。
門司のスーパー銭湯、楽の湯に到着。
自動ドアが開く。
「おふろのにおいがする!」
いい鼻してるな。
「入る?」
返事がないので、道路向かいのミニストップへ。おやつタイム。
みかんジュース(84円)、バウムクーヘン(130円)、ホットコーヒー(100円)を買い、店内のテーブルで食べた。
お腹が落ち着いて、改めて聞いてみる。
「はいる!」
早速入浴。
息子、いそいそと服を脱いで、浴室へ。
家でもこんなにすんなりと風呂に入ってくれたらなあ。
広い浴室に数種類の湯船。
「つぎ、あっちいこ!」
一通り見ておかないと納得しないらしい。
「おそと、いこ!」
露天風呂へ。
露天風呂でもそれぞれの湯船に入る。
「これは?」
「水風呂だよ」
手をつけてみる。
「つめたい!」
そりゃそうだ。
「おと~さん、はいって!」
それは、いやです。
「これは?」
サウナのドアを指差す。
「入ってみる?」
入るなり、
「あつい!」
すぐに出た。
「これは?」
「あかすりだよ」
なんだか楽しそう。
風呂から上がって、レストランを指差す。
食事したいらしい。
「お母さんと一緒に食べないと」
説得して、門司駅まで歩く。
門司18時39分発の準快速に乗る。
車内でつり革にぶら下がって少し騒ぐ。
「おりおでおりん!」
…もっと電車に乗りたいらしい。
クルマに乗るのを全身で嫌がっていた。
「夕食食べたら、ななつ星、見に行こう!」
こうして、夕食後、再び折尾駅へ。
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