JRの往復割引。片道601キロ以上の乗車券を往復で買うと、運賃が片道ごとに1割安くなく制度である。
この制度が2026年3月をもって廃止になるらしい。
乗車券を往復で買う機会があまりにも少なく、記憶にあるのはいとこの結婚式が札幌であるので、11月の連休に福岡市内から札幌までの往復を買ったくらいか。1995年の11月。
確か、小倉駅は駅舎の工事中だった。駅舎ができて、モノレールが入り込んでいるのはこの頃の工事で完成し、それまでは平和通りまでだったのが小倉駅まで乗り入れるようになった。
札幌までの往復は、往復割引と今はすでに廃止されている乗り継ぎ割引を活用した。
まずは新幹線で博多から小倉まで乗る。小倉からは寝台特急「あかつき」の指定席、レガートシートに乗る。新幹線から乗り継ぐことで、「あかつき」の特急料金は半額になる。新大阪から京都まで新幹線に乗る。京都から青森まで特急「白鳥」に乗る。特急「白鳥」の特急料金も新幹線からの乗り継ぎ割引で半額になる。青森から急行「はまなす」に乗って札幌へ。「はまなす」の急行料金も特急「白鳥」からの乗り継ぎ割引で半額になる。帰りはこの逆。11月3日の早朝に札幌に到着して結婚式に出て、その夜の「はまなす」で札幌を後にして、博多まで戻った。博多には早朝に到着して、そのまま仕事に行ったような…。
話がかなり脱線した。今回の往復割引の話に戻す。
2025年6月某日。弟からラインが来た。
「7月27日に滋賀県の日野の〇〇寺でお参りとみといな家の歴史についての講和があるそうです。私(弟)と姉(みといなから見ると妹)、お父さんは行きますが、ご都合いかがですか?」
みといなの家族は全員福岡県に住んでいるのになかなか全員が集まることがない。今回は全員が集まるチャンス!日程を調整して参加することにした。
そこで、JR九州のアプリで切符を予約した。来年の春には往復割引制度が廃止されるので、往復割引の乗車券を買うのは多分これがラストチャンスかもしれない。

JRの乗車券の往復割引とは、片道601キロ以上だと、往復で買う事で片道の1割が割引になるのである。小倉から滋賀県の貴生川までは軽く601キロを超えるので、往復で買った。
有効期間は片道の2倍。7月27日使用開始でも8月5日まで有効である。今回は1泊2日の旅だが、自由時間が取れたら、10日間かけてのんびりと旅できるのである。一日あたり1,800円。途中下車して寄り道しながら10日間の旅ができる。これは「青春18きっぷ」よりもはるかにお得に旅できるではないか。しかも特急券を買えば新幹線に乗れる。「青春18きっぷ」は特急や新幹線に乗るためには、同じ区間の乗車券を別に買わないといけない。コースに変更が無ければ、きちんと計画を立てて、片道乗車券や往復乗車券を買った方がわりと安く旅できる。
今回は弟が京都駅前のホテルを予約してくれたので京都で泊まった。2日目(7月28日)は姫路で途中下車して、姫路城を見学することにした。
JRの往復割引は2026年の3月をもって廃止となります。それまでに往復割引を使った旅をすることができるのか?なんだか、今回の旅が最後になるかも?

































