今から10年前。2001年。小泉内閣が誕生し、真紀子ブーム、ワイドショー内閣と言われたこの年。俺は水戸から飯田橋まで通学片道2・5時間+週4日ファミリーマートでバイトという日々を送っていました。

ある意味、俺にとってこの年がプロ野球に対する情熱が急激に冷めた年の節目だったような気がします。

メディアではズームイン朝とプロ野球ニュースが番組終了。後続番組はプロ野球の情報は薄いものでした。
そして長嶋監督が勇退。本拠地最終戦を東京ドームでボンヤリと観戦していた俺は「一つの時代の終焉なんだな」としみじみと感じました。

この年最も印象的なのが阪神の監督交代劇。サッチーが脱税で逮捕され、夜9時に自宅を出発。深夜の甲子園でほんの数分の辞任記者会見。翌朝オーナーと会談した野村監督は阪急・近鉄の負け犬根性を振り払った西本幸雄氏を推薦。しかし体調不良により断られて星野仙一への監督要請になったとのこと。

水戸駅で翌日のデイリースポーツを買い求めたが、完売。いかに世間の関心が高かったかということ。

あれから10年。阪神はほぼ毎年優勝争いを演じるようになった。逆にヤクルトはこの年以後、優勝の美酒を味わっていないが、今年はひょっとしたら・・・