自主避難 | さいたまからさっぽろへ

自主避難

平成23年3月11日から世界が一変してしまいました。

私の大好きな日本は国民を守ってくれないことがわかりショックを受けています。

原発の事故以来、妻は避難したいと主張し続けました。
国の発表を信じていた私は「心配しすぎだよ」と一蹴。

・・・そしてその後次々と明らかになるあまりにもひどい事実。

ネットで調べれば調べるほど深刻な事態に陥っていることがわかりました。


自分にとって一番大切なものはなにか?

その答えはいつも持っていました。

妻と子。

放射能汚染の不安におびえながら生きていくのはつらいから。
子供にはのびのびと野原を駆け回ってほしいから。
北海道への移住を決意しました。

住宅ローンは30年以上残っています。
夢だったマイホームです。
でも家は
家族みんなでニコニコと
笑って過ごすための場所なんです。

不安におびえて笑って過ごせないなら
もうそこに住み続ける意味がないんです。

だから手放すことにしました。

両親にも会社にも当然のように反対されました。

理解できないと。

それでも行くんです。

10年後か20年後に
「やっぱりあの時に・・・」と後悔したくないから。
この先何も健康被害がおこらずに
あわてて逃げたと笑われるならむしろ結構。



・・・でもやっぱりさみしいんだ。
両親にもあまり会えなくなるな。
孫の誕生をそれはもう喜んでくれて
実家に連れて行くとすごい笑顔で迎えてくれて
「ああ、やっと親孝行できたかな」って思ってたんだけど。

ごめんね。父さん、母さん。

それでも僕は
父さんと母さんが僕のことを心配してくれるのと同じように、
それ以上に、自分の息子の未来を守りたいんだ。

どうか許して欲しい。

ちゃんと仕事もみつけて
がんばって生活していくから。

生活が落ち着いたら北海道に招待するから。


・・・あれ?僕たちって被災者なのに
なんで謝ってるんだろ?

おかしいよね。