春休み  ひねもすのたりのたりかな(願望)」


どこかで聞いたことが(^_^;)





与謝蕪村 でした!

柔らかな日ざしのなか、波穏やかな与謝の海が広がっている。白砂青松を海上に連ねる天橋立、彼方の丹後半島の山々もうす墨で描いたように霞んでいる。つい、うとうとと気持ちよく眠ってしまいそうな風景だ。そして、頭に浮かんだのがこの一句。


  春の海 終日[ひねもす]のたり のたりかな


 作者は、与謝蕪村。この句は、丹後与謝の海を詠んだともいわれている。しかしこの句を目にすると、まどろむような海の情景がたちまち現れる。光溢れた印象派の風景画を見るように、平明で親しみやすい。そんな叙景性が蕪村の句の特徴であり、魅力でもある。主観的な芭蕉の句に対して、蕪村はあくまで写実的で客観的だ。








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