今日の午前中、採卵。

家からクリニックまで door to door で15分。
そのうちバスに乗る時間が10分。

指定の時間の40分前に家を出たのに
バスが大幅に遅れて病院に着いたのはギリギリ。
バスはこれがあるから困る。

術衣に着替え、痛み止めの座薬を肛門へ。
その刺激と緊張でお腹に刺すような痛みが。
これは下痢の合図…採卵中に粗相はしたくなかったので
看護師さんにムリを言ってトイレへ。

その後、もう一度座薬を。
看護師さんにやっていただく。
とても恥ずかしかった。

点滴をしながら、ぼーっと待っていると
採卵のため手術台へ歩いて移動。(数歩程度)

今日の採卵はわたしを含め3人いたがその中で一番最初。
何がなんだかわからぬままことが進んでいく。

一番最初の消毒がとにかく痛かった!!
カーっと熱くなり、すごいしみる。
なんともいえない不快感。

その後、麻酔がきいたらしく見事にラリる。
宇宙の果てか、はたまた冥土の入り口か
とんでもないところへ意識がとび
気がつくと採卵は終わっていた。

わたしは麻薬をしたことがないが
麻薬をするとこんな風になるのかなあ、と
ぼんやり思いながらベッドの上で安静にする。

意識がはっきりしてくると今度は喉の渇きに苦しむ。

クリニックからあらかじめ飲み物を用意しておくよう
言われて持ってきていた水。それをなんとしても飲みたくて
麻酔がまだ完全に抜け切れていない身体を
少しずつ動かしながら水を飲む。

ひとくち。ふたくち。乾いた身体に染みわたる…

採卵から2時間ほど経って、回復。
看護師さんに声をかけ、診察室へ。

結果、6個採卵できた。
最初3個で落ち込んでいたが、上出来。
わたしの身体、よくがんばった。
卵はすべて顕微授精。

あとは卵と精子の生命力を信じるしかない。
がんばれがんばれ!!!

ちなみにうちのクリニックは
翌日の受精確認はないらしい。
肺移植のときにいろいろ説明がある。
そのときまでひたすら期待と不安で胸を
ドキドキさせているしかない。非常に心臓に悪い。

胚移植は明後日の6日12時から。
周期7日目(6月29日)

エコーで卵胞チェック。
結果は驚きの、3個。少なすぎ。

ものすごい落ち込む。先生も渋い顔。

パーゴグリーンの量を増やすが効果のほどはどうだろう。
アンタゴニストも明日からということになる。

診察の後、パーゴグリーン450。


今回の治療費:
保険外 6,300円
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合計  6,300円
総計  64,410円



周期8日目(6月30日)

午前中、パーゴグリーン450。
今日からセロトニン0.25も。

セロトニン。
身体的には痛くなかったが
財布的には痛い。激痛。

午後、気晴らしに大学時代の友人と
中華の食べ放題へ行く。

その店は、点心を頼むと人数分だけ
作って出してくれるので、とても良い。

胃がはちきれるほど食べる。

友人と馬鹿話をして、卵の不安もふっとぶ。
なるようにしかならないさ。

迷わず行けよ、行けばわかるさー!
(byアントニオ猪木)


今回の治療費:
保険外 16,800円
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合計  16,800円
総計  81,210円



周期9日目(7月1日)

エコー。卵が4個になっていた!
他に小さい卵も2個見えているそう。
採卵までに大きく育って欲しい。

E2は1616。
これにより、採卵日が
当初の予定通り7月4日に決まる。

診察後、パーゴグリーン450と
セロトニン0.25を注射。

明日の午前中、最後の悪あがきか
フェルティノームを打つことになった。
卵よ、頼む、大きく育ってくれ!!


今回の治療費:
保険外 289,800円
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合計  289,800円
総計  371,010円



周期10日目(7月2日)

午前中、最後の注射。
フェルティノームとセロトニン0.25。

そして夜9時15分
採卵当日のオリエンテーションと
hCG10000注射。

明日は何もすることなくゆったり過ごす。


今回の治療費:
保険外 13,650円
-----------------
合計  13,650円
総計  384,660円



周期11日目(7月3日)

ダンナとふたりで終日ぼけ~っと過ごす。

夜8時から絶飲食になるので
近所の居酒屋で胃がはちきれそうになるまで
ひたすら食べる。食べる。食べる。

不安、緊張、期待、恐怖などを感じるが
あとは卵の力を信じるしかないので開き直ろう。
午前中にパーゴグリーン300。
身体にまるっきり変化なし。

明日はエコー。何個できているのか。
楽しみでもあり怖くもある。
複雑矛盾した気持ち。


ここまでくると、実はもう何もすることがない。

もちろん、注射をして麻酔して採卵して移植して、と
やるべきことはあるのですが(それをしないと妊娠しないし)

自分たちが自ら働きかけてすること努力することがない。

あとはひたすら卵子の力、精子の力
このふたつを信じるしかない。

神頼みの世界ですね。


今回の治療費:
保険外  4,200円
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合計   4,200円
総計  58,110円
バイトへ行く前に注射へ。
パーゴグリーン300。

一昨日は右腕。昨日は左腕。
今日は右のお尻に注射をしてもらう。

明日は左のお尻の予定。


注射も3日目ですが…
たま~に下腹部がシクシクチクチク痛むくらいで
たくさん卵ができてる気配が感じられません。

エコーは明後日。何個できてるかとても楽しみ。


今回の治療費:
保険外  8,400円
-----------------
合計   8,400円
総計  53,910円
今日も午前中に注射。
パーゴグリーン300。

昨日に引き続き主人も一緒。

少し下腹部に違和感をおぼえるが
痛くもなくつらくもなく。


何個卵ができるのかとても楽しみ。


※今日の治療費は明日精算
午前中に注射。
パーゴグリーン300。

今日は土曜日なので主人も一緒にきてくれた。

ふたりでぼけ~っと注射の順番を待っていると
たくさんの男性が白い紙袋を持ってやってくる。

わたしの通っているクリニックでは精液検査のため
採取した精子をプラスチックの蓋つき容器に入れ
それを白い紙袋に入れることになっている。

すなわち、その男性方は検査のため精液をご自分で
クリニックまで持ってきているのだった!

エクセレント!

わたしはその姿を見てとてもうれしくなってしまった。

わざわざ男性が自らクリニックに届けるというのは、
不妊治療に対しての意識がとても高いのだと思う。
(その人の本当の胸のうちはわからないけど)

それを見て感動していたわたしに、主人が
「僕だってあのくらいできる」と変な対抗心を燃やしていた。
(うちはわたしがクリニックに届けたので…)


今回の治療費:
保険外  4,200円
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合計   4,200円
総計  45,510円
待ちに待っていた生理が
23日の22時にやってきた。

24日の朝、バイトへ行く途中に
クリニックへ予約を取る電話をすると
その日の夕方に来られないかと打診される。

バイトよりもクリニックの方が大切なので
早退して16時には行くことを約束し電話を切る。

適当な理由を作ってバイトを早退。
クリニックでは、まず最初に先生とお話
その後、看護士の方から詳しいスケジュール説明をされる。

はっきり言って、先生とはほとんどコミュニケーションできていない。

でも、なぜか「この先生にお願いしたい!」
という気持ちが強い。相性が良いのだろうか?

明日から注射開始。


今回の治療費:
保険適   380円
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合計    380円
総計  41,310円
生理がくるまで何もすることがない。
ネットでのICSIにまつわる情報検索も飽きてきた。

早く生理が来てほしい。

予定では3日後なのだが
なんとなくもう少し伸びそうな気がする。
昨夜、ネットでICSIのことを調べているうちに
注射の痛さやら排卵のときの痛さなどのことを知るにつれ
だんだんと恐ろしくなってきてしまい、夫にあたってしまった。


わたしは医者からICSIしかないと告げられたときショックで動揺したと
同時にわたしたち夫婦はなんてラッキーなんだろう!とも少し思った。

わたしの父方の親戚に、子供のいない夫婦がいる。
他にもそういうご夫婦を何組か知っている。

その夫婦たちは、たとえお金があっても不妊治療の技術がなかったために
子供が持てなかった諦めざるをえなかったわけで、今だったら治療によって
子供を持つことができる夫婦だったかもしれないのだ。

わたしと主人が、出会って恋をして愛を育み結婚をしたのが
ICSIをすれば子供を持つことが可能なこの時代で
とてもラッキーだったなあと思う。めぐり合わせにとても感謝している。


それなのに、主人に理不尽に八つ当たりをしてしまって
自分の狭量さと臆病さに情けなくなってしまった。

わたしにとっての人生のパートナーは主人しかいないと確信しているし
主人以外の人の子供はいらないわたしが欲しいのはあくまでの主人の子供だと
何度も何度も自問自答しながら、考え抜いて出した結果であるのに…

まだどこかで“主人が原因なのに何故…”という被害者意識があるのだなあ。
そんなものがあっても、傷つくだけでどうしようもないのに。実にくだらない。

もうこの道しかないのだから、どうせやるなら明るくポジティブに進んでいくのが一番いいのだ。

ダメなときはまたそのときだ。

無事妊娠、出産することだけを信じて
痛いこと不安も乗り越えていこう。
現在通っているクリニックで、顕微受精をすることに決めた。
理由はいろいろあるが、一番大きいのは家からの近さだ。
(バスで10分、自転車で20分、徒歩で40分である)

自然周期をしているクリニックへは片道1時間半かかる。

ただでさえ、クリニックへの通い始めがそのまま
男性不妊発覚=顕微受精しかないということで

ストレス感じまくり~の、気が滅入りまくり~の、なのに
この上更に、通うための時間でストレスを感じたくないのである。


顕微受精をする旨を先生に伝えた途端
ものすごい速さでいろいろなことが決められ進んでいった。

まず内診をして排卵が近いことを確認、hCG注射を打つ。
(排卵予定日は12日だったが9日に早まった)
これにより次回の生理予定日が6月24日になる。

次に採卵の際の麻酔のための採血検査を行う。
それから採卵までのスケジュール確認、最後に簡単な問診。


通っているクリニック、先生は無愛想だが看護師の方々がものすごく優しい。
態度言葉遣い、すべてにおいて慈愛に満ちあふれている。

先生が忘れていることもさりげなくフォローしてくれて
こちらの治療による、または先生とのコミュニケーション不足による
ストレスをかなり軽減してくれている。

今日もすべてが終わって部屋を出ようとしたとき

「生理がこないといいですね」

と笑顔で一声かけてくださった。
その気遣いにものすごい救われた気持ちになった。

男性不妊で精子の数が少なくて奇跡は起きにくいだろうけど
その一言でちょっとだけ奇跡を信じたいと素直に思った。
ここでなら安心してすべてを任せられるそんな風に自然に思えた。

次回は生理後3日目に予約を取る。
今周期の残りはゆっくりと過ごそう。


今回の治療費:
保険適  2,100円
保険外 10,500円
-----------------
合計  12,600円
総計  40,930円