前回に続いて刺激伝導系ペーシング
(CSP)についてです。
前回はCSPが再び注目されてきた経緯を
取り上げましたが、今回はもうちょっとだけ
詳しくCPSについて紹介します。
<CPSの定義>
CSP は刺激伝導系(ヒス束,右脚,左脚
本幹ならびに左脚枝)を捕捉するペーシ
ング法の総称。
ペーシング出力を変更することにより,
刺激伝導系ならびに局所心筋の捕捉
されるタイミングが異なる結果,QRS
波形が出力に依存して変化することが
特徴。
<ヒス束ペーシング(HBP)>
HBPは三尖弁輪の心房側または心室
側にリードを留置してヒス束を捕捉する
方法で、もっとも生理的な興奮伝播様式
が得られる。
(ガイドラインp20 図6より一部転載)