9月に入り、巨峰ブドウの収穫はようやく後半に入ってきました。

昨年からの晩腐病の影響があり、雨よけ部分でも病変があります。来年は、雨よけ部分でもカサをかけるなど、より対策を徹底する必要がありそうです。

 

また、昨年は少なくとも3回の盗難被害に遭い、警察への被害届も出しましたが、今年も8月中に3件の盗難・未遂がありました。

地域おこし協力隊として研修の身であり、これから農業者を目指す立場として、とても悔しく残念なことです。

こうした事が横行すると、今の果樹農家だけでなく、将来、果樹農家を目指そうとする人にとっても希望を挫くことになりかねません。

自分にできることを…と、NHKの取材に応じました。

 

アクセスの悪いブドウ畑まで、インタビュー撮影に来て頂きました。

 

9月6日の「いば6」(NHK茨城ニュース)にて放送されました。

 

有刺鉄線をかいくぐって侵入され、踏み荒らされた跡があります。ちょうど犯行時に雨が降ったため、足跡は鮮明ではありません。

 

摘房した花柄と分かりづらいですが、まだ収穫していない部分に切り跡があり、しっかりハサミで犯行に及んでいることがわかります。

 

その下を見ると、袋の破片が散らばっており、盗難された個所の目星がつきます。

 

今年は露地部分だけしかカサをしておらず、雨よけ部分は分かりづらいです。病害対策だけでなく、盗難対策としても、やはりカサは全体にした方が良さそうです。

 

インドネシアやエチオピアに駐在していた時、空き巣被害に遭ったことがありますが、果樹被害はその時よりも怒りが大きいです。

1年近く手間と労力をかけていた分、ようやく収穫にこぎつけた・・との思いは強い分、全てを踏みにじられたような気になります。もちろん、今後の生活にも影響します。どうにかして、こうした盗難はなくしていきたいものです。

 

 

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