今年は露地ブドウの生育も早く、周辺の農家もぼちぼち収穫を始めました。

まだ色づきは途中ですが、だいぶ味は乗ってきています。

が、簡易雨よけを拡大したものの、病害(バンプ病)はまだ出ており、成熟が進むほどに房内で広がっていくようなので、早めに収穫した方が良さそうです。

あと、獣害や盗難も始まっています…。

 

簡易雨よけを拡げたものの、晩腐病を完全になくすことは難しいようです。基本的な防除はもちろん、枝葉の園外持ち出し、早めのカサかけなど、やはり出来ることはやって菌を減らしていくしかなさそうです。

 

昨年同様、ハクビシンかアライグマと思われる被害も始まったので、電気柵を設置しました。ソーラー式の24時間通電です。雑草管理が大変なので、下方はネットにして、情報に電気を張っています。箱わなの設置も始めました。

 

幸い今のところ台風の害はないですが、先週、激しい風雨でリンゴの木が折れてしまいました。3年目の今くらいの大きさが風には弱いようなので、支柱を打ち直しました。

 

害とも言いたい程に大変なのが、草刈りです。直売のない平日は、ひたすら汗だくで草刈りです。この暑さ続きで雨が降ると、1週間で相当な大きさになり、刈払機を相当に酷使しています。

 

ハウス栽培ブドウの方は、どうにか2週間の直売でほぼ完売して、枝がすっきりしました。今年は初収穫で房数を4分の1程度に制限しましたが、来年はほぼフルでならせなれるよう、落葉までにしっかり養分を蓄えてもらいます。

 

 

↓施設園芸農家が、体調不良を契機に在来種野菜の栽培に転向し、40年にわたって種採りをしてきた経験からのメッセージ。野菜農家に限らず、これからの農家にとって、農本来の姿や豊かさとは何なのか、考えさせてくれます。私も日々の作業に没頭しがちですが、果樹としっかり向き合っているか、果樹を感じながら、果樹の身になって考えられるか、「自然を聴いてみる(心る)」ことのできるような農家になれるよう励みます。