先日の連休は本当に暑く、水戸では連日の猛暑、37度を超える日もありました。

ブドウ棚は多少影にはなるとは言え、普通に立っているだけでも汗だくになります。

さすがに熱中症気味になることもあり、朝から昼食時までの作業が限度でした。

 

ぶどうの袋は、昨年と同じ「18サイズ」を使用しましたが、今年は全て無核(種なしのジベレリン処理)をしたので、少し小さめです。

昨年使用した袋の再利用は、主に露地部分に使い、簡易雨よけ部分は、未使用の「18サイズ」もしくは新たな「19サイズ」を使いました。

 

ここ数日でだいぶ色づき、粒に水が回る「ベレーゾン期」に入りました。あまり早くに袋かけをすると、日焼けなどの害が出ることがあり、ある程度暑さに慣れてからのタイミングで袋をかけます。

 

3回程度に分けて摘粒をしましたが、やり忘れがあったり、粒がさらに大きくなっているため、最終確認してから袋をかけます。

 

4日間かけて、どうにか袋かけを終えました。正確に数えてはいませんが、3千房以上はありそうな様子です。

 

ハウス内の根域制限ブドウの方は、袋かけを終えて1か月になろうとしていますが、ゴルビーでひどい裂果が発生してしまいました!水やりは1日3回、10分間のタイマー設定をしていましたが、7分に短縮して様子を見ます。

 

かつてインドネシアはカリマンタンに駐在していたこともあり、赤道直下の暑さに較べれば、日本の猛暑はマシかもしれません。インドネシアで早朝ジョギングをはじめ、フルマラソン(ジャカルタマラソン)を走るまでになり、インドネシアスタッフとチームを組んで駅伝大会(Kizuna Ekiden)にも出場しました。もう7年も前ですが…。

 

 

↓森林コモンズや途上国の開発協力を研究してきた著者が、「依存」の可能性から、争わない社会の可能性を考察する良書です。私もかつて森林分野での国際協力に携わる中、森林に依存する住民の参加型協力を推進しつつ、国家の森林保全政策の下での合意(もしくは依存への誘導)を促しつつ、住民間や集落間、世代間におけるコンフリクトの現状を見てきました。閉じた依存関係で成り立っている社会を分けることで、争いの引き金になっていきます。ほどよい「中」のありかを共に想像し、思考力と行動力を駆使し、他人に関わることをあきらめずに、依存のネットワークが張り巡らされた社会こそ、争いのエスカレートを抑え込むことができる…というのが著者の考えです。近年の社会的企業やNPOなど、地域における相互扶助や協働がそれに当てはまるかと思います。依存は必ずしも悪いことでなく、人々が助け合えるかつてのコミュニティのような「中」を模索してきたいと思います。