露地の巨峰ブドウが開花した途端、梅雨入りして、雨の日が続いています。

満開から3日後までがジベレリン処理の適期ですが、タイミングを合わせるのがなかなか大変でした。

簡易雨よけ部分は小雨でもできますが、露地部分は雨の降らない時間帯を見極め、どうにか3回に分けて処理しました。

 

簡易な雨よけなので、ビニールのたるみがある箇所には、雨の後に水がたまることがあります。降雨の後には、見回りが欠かせません。

 

ジベレリン液には紅で色をつけて、どの花穂を処理したかわかるようにはしましたが、数が多すぎて、あまり意味がありませんでした。

 

妻と手分けして、霧吹きで処理します。本来は容器でしっかり漬けるものですが、昨年も霧吹きでやってみて、多少は種ありなどもあったかもしれませんが、さほど影響はなく、作業負担も軽減できます。

 

ハウスブドウの方は2回目のジベレリン処理を終え、粒が大きくなってきています。もうすぐ仕上げ摘粒をして、袋をかけます。

 

ブルーベリーもハイブッシュ系はほぼ全体が熟してきていて、すぐにでもつみとり開園できる状態になりました。ただ雨続きなので、開園は今週末あたりになりそうです。

 

マラウイのマンゴー売り。日本ではまだ高級品のイメージですが、マラウイでは時期になると市場や道端に溢れるように売られ、人々にとって最も楽しみで身近な果物です。

 

 

↓日本にいると「勤め人」が一般的な働き方ですが、これまで関わったアフリカやアジアの国々では、地方では農家(百姓)が多いものの、都市の人は何をしているのか謎でした。屋台など自営業をしていたと思ったら、建設の日雇いに行ったりと、他業種を渡り歩く逞しい人が多かったイメージです。本著では、そうしたインフォーマル経済的な生き方、「1つの仕事で失敗しても、何かで食いつなぐ」「誰かが失敗しても、誰かの稼ぎで食いつなぐ」という生計多様化戦略が紹介されています。最後に述べられている通り、“職を転々として得た経験(知)と困難な状況を生き抜いてきたという誇り、自分はどこでもどんな状況でもきっと生き抜く術を見出せるという自負であり、また偶発的な出会いを契機に、何度でも日常を生きなおす術”を心得ているからこそ、いつも前向きで、明るく生きている姿に感動しました。農業でも似たようなマインドだな…と思うところもあります。