ハウス内の根域制限栽培ブドウは満開となり、ジベレリン処理を開始しました。

ここでの処理は初めてですが、過去の研修先での経験から、花ぶるい予防のためにフルメットも混用することにしました。

 

1回目処理の時点では、まだ花穂が小さいので、500mlペットボトルの底を切り取って、これに希釈したジベレリン(25ppm)を入れています。

 

処理を終えた花穂には、接ぎ木クリップをして目印にしています。ほぼ品種によって満開のタイミングが分かれますが、4回(4日)で1回目処理を終えました。

 

処理をした花穂の数を数えてみると、少ないものでは7,多いものでは43もありました。

16本の合計が351で、平均22です。品種によって樹勢がまちまちですが、初収穫(定植2年目)では未だ成熟していないこともあり、これから様子をみて摘房します。

タイミングを見極めたとは言え、やはり湾曲したり、粒が大きくならないものが出てくるので、早めに取り除いて、来年に向けての養分蓄積を促します。

 

露地ブドウの方は、発芽したと思ったら、あっという間に花穂が大きくなりました。こちらも満開したらジベレリン処理ですが、何分数が多いために、早めに進めなければなりません。

 

こちらは巨峰のみですが、立派に花穂が育ってくれています。こちらを先端4㎝(4段12車程度)を残して、そぎ落としていきます。

 

昨年はビニール雨よけが一部だけでしたが、今年はほぼ全面にしたこともあり、少し開花が早そうです。また、昨年は有核(種あり)も栽培しましたが、今年は全てジベレリン処理して無核(種なし)にします。

 

 

ブドウの作業に追われていますが、前職の関係での原稿作成も何かとあり、その1つがエチオピアでの森林コーヒーについてです。すでに校正作業に入っていますが、改めてコーヒーについての書籍も読み直しています。コーヒーの焙煎や抽出など分かりやすいハウツー本が増えている中、こちら↓はコーヒーハンターとしての世界各地での経験など踏まえ、コーヒーを楽しみ、コーヒーを通じて社会や文化に貢献する手がかりを紹介しています。以前も同著者の本を紹介させて頂きました、それよりコンパクトで読みやすく、ポイントが絞られています。