梅雨に入ったと思ったら、あっという間に明けて猛暑です…。

今日(月・木)は休園日ということもあり、今朝は4時から巨峰ブドウなど3つの圃場で防除作業(農薬散布)をしましたが、合羽を着ながらの動力噴霧器による散布で汗だくです。少し休憩して、午後はナシの摘果仕上げです。

 

ブルーベリー摘み取り園は6月18日から始まり、暑い中、これまでの常連のお客様が来てくれています。

地域おこし協力隊の任期中は、引き続き、園主が経営を担い、電話などでのお客さん対応もしてくれるので助かります。

まだ他の作業(ブドウ、ナシ)との兼ね合いが見極めきれていない状況ですが、今年の経験を踏まえて、来年以降の改善につなげていきたいと思います。

 

昨年まではタウン誌で開園のお知らせをしていましたが、今年は掲載しておらず、「営業中」ののぼりを立てただけです。それでも常連の方が「待ってました!」と立ち寄っていきます。来年以降、摘み取り園のHPなど準備できるよう、材料集めをしていきたいと思います。

 

6月はハイブッシュ系のエチョータ、ブルーチップ、おおつぶ星、オザークブルーあたりが主力になっています。昨年は雹にあたって実らなかったせいか、冬の私の剪定が強すぎたか、これまでになく大粒…とのこと。

 

通路の防草シートも張り替えたので、開園早々、デイサービスの皆さんが来訪して下さり、車いすに乗りながらの摘み取りもして頂きました。

 

そして、この暑い中で摘み取った後には、当園限定のシャーベットが格別です!!

 

一方の露地ブドウ(巨峰)の方は、無核処理区でのジベレリン作業を終えたところですが、有核処理区でべと病が大発生しました。このように花冠が茶色く残った実に白いカビが付いており、当初は灰色カビ病かと思いましたが、先輩農家と普及センターのアドバイスで早めに見極めできました。特効薬の追加散布と病害箇所(葉・房)の除去・持ち出しをして、この暑さもあってか、どうにか収まってきています。

 

雨よけビニールの合間などで、芽かきや房づくりの作業が行き届いていなかった所を中心に病害が拡がりました。葉が混み過ぎてしまい、農薬や日光も行き渡りません。幸い、雨よけの下は発生していない他、早めにカサかけをした無核処理区は少ないので、ある程度の効果や対応策を見いだせたのは、災いながらも収穫になりました。

 

 

 

 

昨年は先輩農家さんにワインブドウを分けてもらい、自分で醸造してみたら、そこそこ美味しい自家製ワインができました。事業としては生食ブドウが主体となりますが、せっかくブドウの栽培に携わるので、少しでも楽しみを持ちたいものです。最近は「ナチュラルワイン」も注目されはじめているところ、今回は病害の洗礼を受けましたが、少しでも自然や身体にいいものを作っていきたいと思います。