ハウスでのコンテナブドウの方は、少し遅れていたシャインマスカットの収穫を終え、あっという間に寂しくなりました。

これからは来年に向けてしっかり栄養を蓄えられるよう、枝の整理や最後の消毒をします。

 

初めて収穫を迎えた若木ではありましたが、売り物にはならずともどうにか収穫でき、ジベレリン処理や房作りなど、いい実践になりました。

一応、収穫量をまとめておきます。

・天山1本:10房、1,671g(167g/房、1,671g/本)

・ブラックビート3本:22房、2,365g(107g/房、788g/本)

・シャインマスカット22本:22房、3415g(155g/房、155g/本)

 

シャインマスカットは花穂がつかなかった一方、天山とブラックビートは初収穫ながら樹勢がよく好調でした。シャインマスカットは実が少ないこともあってか、収穫期になっても枝葉の成長が旺盛で、摘心がなかなか大変です。

来年はしっかり花穂・実をつけてくれると願い、しっかり管理していきたいです。

 

少し放置しておくと、枝が伸び放題になってしまいました。緑のカーテンみたいで素敵ですが、これでは消毒もできないので、すっきりさせます。樹勢の管理は来年の花部類などにも影響すると思うので、これからの施肥や剪定もよく考えなければなりません。

 

 

一方、果樹組合による露地ブドウの方は、最盛期に入っています!

 

直売所には梨と並んで巨峰が旬です。奥の方では、粒売りブドウのパック詰め作業中。

 

先日の梨に続き、ブドウ収穫の様子を取材して頂きました!

 

梨の方は幸水が終わって、豊水が最盛期です!この後、丸くて大きい秋月(あきづき)も始まります。写真は茨城県オリジナル品種の恵水(けいすい)。

 

ワイン用のブドウを頂きました!ジュースにでもしますか…。

 

 

果樹という植物を扱う上で、出来るだけ理屈を押さえながら考えることで、蓄積になるし、面白みも増します。また、同じ生命という観点では、遺伝システムを備えて、生殖や変動するという人間と同じ仕組みで生きていると思うと、いっそう親近感もわいてきます。農繁期でなかなか机や本に向かう時間が取れずにいますが、知的好奇心を思い出すのに良本でした。