先週後半あたりから、水戸は本格的に雨が降り出しました。

研修先のブドウ農家さんでは、露地と雨除け栽培をしており、傘かけと摘粒の作業を急いで進めました。

品種は、シャインマスカットと巨峰のほか、あづましずく、クイーンニーナ、BKシードレス、紫玉…と多彩で、成長状況を見ながらの作業を進めました。

 

ジベレリン処理の方は、全て2回(25ppm)行いました。ビニールハウス内での試験栽培の方は、濃度やタイミングで少し失敗しましたが、露地では房が多いこともあり、大体の開花状況を見て進めました。この辺りは、やはり農家さんの経験が活きています。

 

2回目のジベレリン処理と合わせて、巨峰系の品種では摘粒(粒抜き)を進めていきます。少しタイミングが遅れると、はさみが入らなくなってしまうので、小まめに見回して混んできた房を作業します。

 

雨除けによる病虫害対策のほか、粒が日に焼けるのを防ぐため傘かけをします。品種によって袋の色を分けることもあるようですが、全て白いビニールのものを使いました。

 

少しですが、ワイン用ブドウ(山ぶどう系統)も作っています。ジベレリン処理や摘粒もしませんが、そこそこ大きく育っています。こちらも傘だけはかけました。

 

雨が降り出すと、「エチオピアではコーヒー摘み取りの時期だったな…」と、思い出したりします。木をしならせながらコーヒーの実を摘み取る子供たち(2019年)

 

 

↓将来の世代も美味しいコーヒーを飲み続けられる「サステイナブルコーヒー」のために何ができるのか…。SDGsの17ゴールの全てにコーヒーと私たちがどう関わっているのか、とても分かり易く解説されています。特に、ゴール12(つくる責任 つかう責任)にある「安さでなく品質を評価することが、コーヒー農家の生活向上に貢献するだけでなく、コーヒー産業全体を底上げしていく…」ことは、コーヒーに限らず、これからの食において大切な意識だと思います。