今日はひなまつり。

我が家もようやく数日前に娘のお雛様を出しました。

主人の母が娘のために送って下さった可愛いお雛様のカードと、

母が買って来てくれた綺麗な色の薔薇で、即席「雛段」です。


Luftpost aus Wien



そして今年は、今日3月3日からがFasching(ファッシング)でもあります。

Faschingとは、いわゆる「カーニバル」の最後の一週間の時期で、

復活祭(イースター)前の40日間の断食(肉断ち)期間が始まる

「灰の水曜日」直前の、木曜日~火曜日のことを言います。

来週の火曜日が一番大きなお祭りで、

リオ・デ・ジャネイロやヴェネツィア、ニースなど、

世界的にも有名なカーニバルがある日です。

今朝は、学校へ仮装して行く子供の姿もチラホラ見かけました。

娘の幼稚園では来週火曜日に仮装して行くように、と言われているようです。

それまでに幼稚園復帰できるといいのですが・・・

ウィーンのFaschingは、お祭り騒ぎとして有名なものではないようですが、

それでも日曜日にはパレードや色々なイベントがあるようです。



さらに今日はウィーンで多額のユーロが動く経済的に大きな一日、

「Opernball(オーパン・バル;オペラ座舞踏会)」の開催日でもあります。



12月末からウィーンはBall(バル;舞踏会)の季節。

ショウウィンドウにも綺麗なドレスや燕尾服が並び、

華やかな雰囲気は伝わってきていたのですが、

数あるBallの中でもOpernballは別格だそう。(by ドイツ語の先生)

オーストリア国内はもちろんのこと、世界中に数々のBallあれど、

オリジナルはウィーンのOpernball。

歴史と伝統と格式のある舞踏会なのだそうです。



主賓として大統領夫妻、首相夫妻、副首相夫妻が列席することに加え、

国内外各界からの著名人が出席し、この一夜限りの宴のために、丸3日間、

シュターツオーパー(国立オペラ座)では夜を徹して作業が続けられます。

この一晩のために動くお金は数百万ユーロ(日本円に換算すると億単位)とも。

関わる人も、ざっと5000人近くにのぼるそうで、

オーストリア経済には欠かせない一日なのだそうです。



テレビでは、4人のレポーターが開演前からレッドカーペット前でスタンバイし、

入場してくる著名人のインタビューが「LIVE」中継され、

Ballの最も華やかなオープニング部分、デビュタント達の入場と

ワルツが始まる場面は自宅でも観ることができます。



母のホテルからはオペラ座を眼下に見下ろせ、この華やいだ一夜の様子を

じかに見ることができるので、行きたい衝動に駆られましたが、それは断念。(笑)

娘を寝かしつけた後、静かに家でテレビでウォッチングしました。



これは、今朝、ドイツ語の帰りに通った時のシュターツオーパー前です。

当日朝になってもまだまだトンカチトンカチ工事していました。

Luftpost aus Wien


オペラ座正面入り口のレッドカーペット。


Luftpost aus Wien

左右には「WIENER STAATSOPER OPERNBALL 2011」の看板が。


Luftpost aus Wien


VIPのフィッシャー大統領夫妻。

男性は全員黒の燕尾服に白の蝶ネクタイ、女性はイブニングドレスの正装です。


Luftpost aus Wien


メイン会場全景。

Loge(ボックス席)は、何と40,000~60,000ユーロ!

座席ナシの入場券だけでも500ユーロするそうです。


Luftpost aus Wien


Luftpost aus Wien


誇らしげに入場するデビュタント達。

白のドレスとSWAROVSKIのティアラが彼女達の目印です。

今年のティアラは、蝶をモチーフにしたデザインでした。


Luftpost aus Wien


続いて、国立オペラ座バレエ団によるバレエ。


Luftpost aus Wien


そして、ウィーン・フィルの「フィガロの結婚」序曲の演奏。

このスピードでの演奏ができるのは、ウィーン・フィルだけでは?!

と思うような超速フィガロでした。(笑)


Luftpost aus Wien


4月に上演される「ANNA BOLENA」(アンナ・ボレーナ)に出演する

ラトビア出身のメゾ・ソプラノ歌手、Elina Garanca(エリナ・ガランチャ)の独唱。

主役のAnna Netrebko(アンナ・ネトレプコ)も特別招待されて来ていたのですが、

彼女をおさえての舞台。

うっとりするような美しい容姿と歌う姿に会場中が引き込まれているようでした。


Luftpost aus Wien


そして、いよいよ「Alles Walzer! (アレス・ワルツァー;みんなでワルツを!)」の掛け声と共に、

全員がフロアに降りて、美しく青きドナウの調べに合わせてワルツを踊り始めました。


Luftpost aus Wien


ものすごい人、人、人。

招待されて来ていた中国人ピアニストのラン・ランが、

テレビのリポーターからのインタビューで「まるで中国にいるみたい!」

と言っていたのが印象的でした。(笑)



宴はこのまま朝の4時まで続くようです。

Ballでは各フロア、各部屋ごとに違う音楽が用意されているそうで、

Opernballも例外ではなく、ロックやジャズ、ラテン、ディスコなども踊れるようです。



夜、こんなに落ち着いてテレビに熱中できたのは、

娘が久しぶりに一日ずっと平熱で過ごせていたという安心感もあったのかも知れません。

今回はお薬を使わずに頑張ったので、自力で治っている感じがします。

あと一日幼稚園はお休みして、完全に治ってくれることを祈るばかりです。