ウィーンへ来たからにはぜひ聴きに行きたいと思っていた
Wiener Philharmoniker(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団)のコンサート。
それも、毎年お正月に両親とテレビで観ていたニューイヤーコンサートが開かれる
Grosser Musikvereinssaal(楽友協会大ホール/黄金ホール)でぜひ!と思っていました。
ウィーンフィルの定期演奏会(年10回、土日に開催)とソワレ(年6回、平日夜に開催)は、
それぞれ原則として会員向けのコンサートのため、一般にはチケットが売られていません。
会員になるためには、ソワレ会員は約6年待ち、
定期演奏会会員は13年待ちとHPに書かれており、
これはダメかも…と半ばあきらめていました。
ウィーンへ到着したときには、2009/2010のコンサートシーズンが終了していたこともあり、
しばらくこのことを忘れていたのですが、9月に入り、
2010/2011のコンサートシーズンが開幕してから、また行きたい気持ちが再燃し、
コンサート情報を色々とネットで調べていました。
すると、各演奏会ごとに、わずかな残席チケットに限りコンサートの1週間前の朝9時半から
電話 or ウィーンフィルのチケット・オフィスで先着順に販売されることが判明。
さっそく、10月7日19:30~の2nd Soiree(セカンド・ソワレ)の分にトライし、
1枚だけチケットをGETすることができました!
チケット・オフィス
隣同士の席が2枚取れたら、娘をベビーシッターに預けて
主人と一緒に「大人の時間」を楽しもうと密かに期待していたのですが、
今回は残念ながら2枚続きの席は空いていなかったため、
主人に娘をお願いして私だけ楽しませてもらうことに。
座席は、楽友協会ホールの大ホール(Grosser Musikvereinssaal)の2階バルコニー席の1番前。
チケット・オフィスの方に、「とても良い席ですよ」と言われ、期待が高まります。
そんな良い席なのに、日本では考えられない77ユーロ(約8500円)。
演奏者が見えないパイプオルガン横の席や立ち見席なら、
10ユーロ(約1100円)くらいからあるそうです。
手に入れたチケット
2nd Soireeの演目は、スメタナの「我が祖国」全6曲。
2曲目の「モルダウ」以外は初めてです。
指揮は、アーノン・クール。
本格的なクラシックコンサートはかなり久しぶりなので、ちょっとドキドキしながら、
早めに帰宅してもらった主人に娘を預け、7時頃家を出ました。
ちょうどバスが来たので飛び乗り、5分で到着。
クロークにコートを預け、2階のバルコニー席へ。
眩いシャンデリアと金色に輝くホールに見とれていると、どこからともなく拍手が。
日本のように調弦の時間はなく、すぐに指揮者が現れて演奏が始まりました。
ハープの音色で始まる1曲目にウットリ。
あっという間に音楽に引き込まれてしまいました。
それぞれの楽器が最高の音を奏でて紡ぎ出す素晴らしい音色。
指揮者と演奏者の呼吸がピタッと合った演奏。
音のすみずみまでが透き通るような、言葉では表現しきれない程美しい音。
指揮者、演奏者、楽器、ホール、聴衆、とにかくすべてが一体となった感じで、
本当に本当に素晴らしい演奏でした。
全6曲が終わった後は、スタンディング・オベーションで鳴りやまぬ拍手と「Bravo!」の嵐。
演奏者全員が、本当に楽しそうに、時に激しく、時に優しく音を奏でているのが印象的でした。
身震いするような興奮と感動、柔らかく包みこまれるような、夢のような音の空間に
ずっと浸っていたいと思いつつ、興奮冷めやらぬまま会場を後にしました。
帰りはバスの間隔が長くなかなか来ないので、徒歩で帰宅。
娘は既に夢の中でした・・・
初めてのパパとの夜のお留守番だったので、無事寝ていてくれてホッと一安心。
初めての寝かしつけを引き受けて、快く送り出してくれた主人に感謝!
パパを困らせずにちゃんと寝てくれた娘にも感謝!
本当に素敵な、夢のような2時間でした。
次回はぜひ主人も一緒に、また聴きに行きたいと思います。
ライトアップされたMusikverein(楽友協会ホール)入口。
満席のGrosser Musikvereinssaal(楽友協会大ホール/黄金ホール)。
演奏を終え、客席に挨拶をする指揮者と楽団員。
お隣の席の方が、指揮者と一緒に…と撮って下さいました。







