おはようございます。
今日は8月5日。
薬をやめて9目の朝


昨日夕方家族と主治医、担当医の話し合いがあった。私の病状、薬について、今後の事等。
「私は薬はやめる」と昨日までずっといい続けていた。そういいながらも今直ぐに退院することには不安があったのも事実である。
帰ってもこの暑さについていけずに、直ぐにまた戻って来るだろうと思ってもいた。
今まで病状については、先生から私、そして私が適当に家族に伝えていた。最近は長男が先生と話し合ってくれていた。しかし旦さんは初めてだった。
先生は先ずは私の現在の病状を詳しく話された。さすが説明上手です。一つ一つを諭すように。今年の1月の心カテと6月の心カテを比べると、たった半年も経たないのに急激に悪化していること。放置しているとダメになるだろう。先生サイドは何とか薬が飲めて肺高血圧が進まないようにしたい。今まで飲んで見たけど治療薬の70%は合わない事になった。でも残りの30%はまだ可能性がある。でも私が今まで副作用で何度も何度も苦しんできたことは良くわかっている。今回オプスミットをもう飲まないで退院を希望されてることも承知してる。しかし薬をやめて帰るという選択肢は先生達は心配だし、症状が進行して直ぐに戻ってくるだろうと思う。
でも私の意志が強いし、気持ちの切り替えも必要なので一旦は退院させるけど、家族の方は覚悟しておいて下さい的な感じで話された。
そこで私は悩みに悩んだ決断を先生達、家族に伝えた。「このまま帰っても直ぐに戻って来ることは自分でもわかっている。私が一人だったら間違いなく帰る。でも今は自分一人で生きてるわけではない。その人たちに迷惑をかけたり悲しまさせる態度は取るべきではないと思う。だからこのまま入院を続けて薬は飲みます。でも条件があります。薬を飲むに当たっては専門病棟に移して欲しい。今は肺高血圧症に対してあまり知識がない病棟なので、これから飲み始めた時に相談相手がいないのでは困るから。それが不可能なら一旦退院します。そして2週間後位に入院予約して帰ります」と伝えた。
すると主治医が「えっ!飲むの?二日前とは大違い。スゴい前向きになってるやん」と言われ、先生の顔色が変わった。ものすごく安心した顔された。「病床のことは自分たち勝手には決められないけど相談してみるから、もう少し待ってね」と言われたので「くすりを開始するまでに調整してもらったらいいし」と返事をした。
家族もひと安心ですわ。
でも本当は嫌で嫌でたまりません。
また同じ苦痛を味あうのかと思うと逃げたくなります「薬をのみます」といったこの口がとても憎い。家族が帰ったあと悔しくて泣いた。
お昼まに友人がお見舞いに来てくれた。
私が食べれてないことを知っているので、
何とか食べさそうとフルーツ、甘いもの、
サンドイッチ、お握りなどを持ってきてくれた。友達の想いは痛いほどわかる。でも
食は進まない。しかしここは何かを食べないと申し訳ない。昆布のお握りを1個食べた。
すると友人たちは「食べれたやん」と喜んでくれた。私はたったこの小さいお握りを食べるだけでこんなに喜んでくれるんだ。本当にありがたい。この人たちを悲しまさせてはいけないとその時に切に思った。
その事もあり自分勝手な決断はやめるべきだと心底思った。
だから夕方の話し合いでそういう事になった。どんなに辛くても生きなくてはいけない。
わかっているけど、決断は伝えたけど、
本心は堪らなく嫌、嫌以外のなにものでもない。
まだ日にちがあるので、それまでには
気持ちを切り替えなくては。