ふ大失敗をやらかしてもうた。

昨晩の夕飯を食べながら薬のチェックをしたら、

一袋だけないことに気付き、さぁそれからがドタハタ劇の始まり。

夕飯はそこでストップ。ほぼ食べてないと言うか薬探しでそれどころではない。

まずはテレビ台の引き出しを開け、すべてのものをベッドの上にだす。

「ない!」次は冷蔵庫を三度チェック。「ない」

ベッドの隙間に落ちてないかシーツを剥がしたり、毛布入れのおいふを

ひっくり返して点検。「ない」床下を何度も除き混みまるで虫が這うように

這いつくばってみた。「ない」

携帯の酸素ボンベのなかも点検。「ない」

最後はトランクを引っ張りだしで食い入るように探す。「ない」

ここまで来るともうパニック状態を乗り越え方針状態になる。

昔「脳性肝症」になり痴呆状態になったときの、心理状態が

よみがえる。「また頭にアンモニアがたまり私はボケたのかも?

周りからボケた人としてまた見られる」

忌まわしい過去が次から次へと頭に浮かぶ。

そのどうしょうもない気持ちの最中に看護師さんがはいって見えた。

「無くしたことを正直に話すしかない」と思い、ことの成り行きを話す。

さぁそれから看護師さんと一緒にまたまた大捜査。

どうさがしてもない。「これは無くしたぶんだけ処方箋出すように

します」と言うことになったけど、でも、でも・・

そう思っているところに病友が夜会のお誘いにやってきた。

荷物を出しっぱなしにしている現状を見て、「部屋移るの?」

「いやいや薬無くしたみたい」

一度詰所に戻った看護師さんがやってきて

「引き出しを引っ張り出していいですか?」

「はい。はい。これって引っ張りだせるんですか?」

すると白い薬袋が出てきた。

「あった!」挟まっていました!30分ほどたまらなく落ち込み、

ひたすらボケたのかも?と思い続けた気持ちが一変に吹き飛んだ(笑)

ホンマにドタバタ劇をやらかしてもうた。

チャンチャンでした。

看護師さん!カムサムニダ!