昨夜8時ごろ、トイレに入っていたら、何やら赤ちゃんが
泣いているような声が聞こえた。「あっ!まめ」急いで出て
旦さんに「まめが喧嘩している!」と私が言い終えたと
同時に、旦さんは飛び出していった。まめは自由時間で
外出中。バカ夫婦は泣き声がする、道路を挟んだ斜め前
の家の車庫に、懐中電灯をもって出動。懐中電灯を照らし
「まめ、まめ」と声をかける。ネコ様はそんな声も無視して
声を張り上げて喧嘩している。すると黒い長い尻尾だけが
見えた。「まめわ。まめやめなさい!やめなさい!」と声を
かけると、喧嘩相手のネコがすばやく逃げていった。
「まめ帰ろう。出てきなさい」といってもいっこうに出てこない。
時より鈴の音だけがする。喧嘩も終わったし「まぁいいか」
と思い、家に戻ろうとしたら、まめがすばやく私の足元を
かけて行き、我が家へ直行した。
すると我が家に戻ってきた旦さんが「早く帰ってきなさいと
言うたやろ。」とまめに向かって真剣に説教している。
近所の人はきっと大笑いしているだろう。
今日夕方、またまめは自由時間のお散歩にでかけた。
出かえる前に旦さんが「喧嘩したらダメやで~早く帰って
きなさい」と言っていた。それをまめは理解したかどうかは
わからないけど10分で帰ってきた(笑)。
自分の子ども以上に、まめたろうのことになると、「親ばか、
猫バカ」になり、まめたろうの気ままさに振り回される私達。
もう処置なしだね(/ω\)
今日は天気予報は晴天だったけど、青空なんて見えなかった。
今日は何をしようか・・・「そうだ先生から言われていた本を
読まないとヤバイ。さて読みますか」
大学に入学して以来、専門書をよむことばかりで、小説を
読むことは殆んどなかった。本当に久しぶりだ。
先ずは有吉佐和子の娘さんが書いた「身がわり」を読んだ。
有名人を母に持った、娘の葛藤が綴られていた。
お嬢様育ちで私から見たら、恵まれていると思ったが、
娘の玉青さんにしてみたら、どこに行っても「有吉佐和子の
娘」として見られ、アイデンティティが見つからなくて苦しんで
いたのだろう。2時間ほどで読破。
次に萩原葉子の「輪廻の暦」。この小説は「すごい」娘と母親の
ドロドロした感情が表現されていて、刺激的だった。親子ではなく
女の闘いが描かれていた、「凄まじい!」読み応えがあった。
母親も女には間違いないが、こうも女を娘の前で出せるもの
かと思った。でも不思議だよね。娘も段々母親は捨てて、
家族の愛に距離をおき、最終的には女として年老いていく。
やはり血は受け継がれていくのか。
お昼の休憩を挟んで、夕方5時まで。2冊読みきった。
私もこれから母親の歴史を書かなくてはいけない。論文なので
客観的に書かなくてはいけないのだが、これが非常に難しい。
物語は主観が重要だが、私はそれができない。あ~前途多難。
久しぶりに真剣に本を読んだ気がした日だった。