今日は大学内で学会があった。

従来の学会と違い、今年から学部生の研究発表が行われた。

遅刻していったので、二人目の落ち研に所属している学部生の

発表を聴いた。さすが落ち研だけ、かたい雰囲気を和らげる

口調でユーモアたっぷりと間の良さでリラックスしながら聞けた。

発表は、1回生にしては奥が深い内容であったが、これからの

彼の将来に期待しましょう。

次がゲストの講演があった。

ジャーナリストとして大変に有名な方で、話を引き込んでいく術は

さすがだなあと思った。そして私自身、修論を書くことにすごく

戸惑いがあったのだが、話を聞いて勇気がわいた。

今の進め方で間違いはない。私は若い学生さんと違い、参考文献の

引用を用いて、それを解釈しながら書くことは出来ない。

経験から出てくる私自身の言葉でしか書けない。

そのことがすごく引っかかり、いつも迷っていたが、迷いが吹っ切れた。

情熱、行動、勇気が溢れ、血が流れている「生」の論文を書こうと思う。

それは物語だと批判されること大だが、でも私しか書けない

生々しく、勢いがある「歴史」を書こうと思う。

教科書の歴史ではなく、人間として生きた証の歴史を書くのだ。

その後慰労会で、大学内のレストランでバイキング形式の

食事会があり、フリートークで賑わった。

私は一部の学生ぐらいしか知り合いがない。久しぶり会った

頭がよく温和な雰囲気をかもし出すイケ面君と話をした。

研究者にぴったりの性格だと思っていたので、学者の道に進むのかな

とばかり思っていたら、ちょっと違っていた。結構に熱血漢の彼だった。

やはり人は話をしてみないとわからないなぁ。

2時間ほど食事会はあり、その後これまた久しぶりに宗教学の

先生と電車でお喋りに、はなが咲きまくりで途中の乗り換え駅まで

一緒に帰った。楽しかったね、今日も一日ご苦労さん。