今日は9年前にニュージーランドに旅立だった日だ。まさか生命の危機に見舞われるなんて考えもしなかった。旅の思い出は、強度の胃痛、頭痛、めまい、失神、そして大量の下血、ホテルのベット、クライストチャーチの公園の黄色に染まった樹木、教会、大橋巨泉のお店、病院、看護師のラビンさん、ケースワーカの人、退院後にお世話になったYさん家族など結構にあるが、観光先の思い出は僅か。ほとんどホテルで寝ていた。命からがらに帰国して、難病告知、そして命の期限を宣告された。でも未だに生き続けている。人の命なんてわからないものだ。長男から「お母さんは超人だよ」と言われた。そうなのかなぁ。確かにこの9年間は少しハードな生き方かをしたかもしれない。難病と向き合い、主婦業をしながら、高校から大学、そして今、大学院へ通っている。知らない事をしる喜びは、今の私の生きるバネになっている。もっともっと勉強しようと思う。この環境に居られる自分は、多くの人の支えからあるからだ。私を見守ってくれるすべての人に感謝、感謝、感謝、この言葉につきる。感謝の気持ちを持つことは幸せの基本だ。ありがとう!これからも大いに笑い、泣き、喜び、悲しみ、すべての感情を味わいながら生きていこう。天国にたくさんのお土産を持っていけるように。写真は明日発売の徳永英明さんのアルバム「WE ALL」のジャケット写真だ。彼も「もやもや病」で一時は再起不能と言われた。私の闘病時期と同じである。彼が再起を果たしたように、私も再起した。一生懸命に生きることに努力した人に与えられる、ご褒美を感じながら頑張ろう。

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