今日は午後から安芸区中野の古民家再生現場に行ってきた。

古民家再生の面白みの一つに、昔の職人さんの仕事ぶりが見えるところがある。



その一つが、今の家造りではメーカーの既製品が主流になっている木製建具工事である。

弊社は、現代木造やマンションのリフォームでも
自社で設計して木製建具屋さんに造ってもらっている。

古民家再生の場合は既存建具の再利用を積極的に検討する。

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造りも材料も良いものが多い。

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蔵の階段造作。
メインの工事は母屋なので、蔵の造作は積算時にそれほど多くの大工工数を想定していない。

階段も梯子に毛が生えた程度の積算だった。

ところが現場が進むと大工さんが、こういう細工がありますよと、
私に甘い言葉でささやいてきた。

それは良いと分かっていても、積算ではそこまで見ていないし、
でも良いものが作りたいしと一瞬ためらう。

しかし現場担当者や大工、そして施主の顔を思い浮かべると
「はい、そうして!」となってしまう。

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仕上がると良い空間になりそうだ。

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大工さんと現場担当者がクローゼット部分の打ち合わせをしている。

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