瞳 ~hitomi~
あの時 あの場所で
みんなでやった花火は忘れない・・・
私は 光を失ったから。
あなたは、覚えてる?
あの日のコトを。
私がいなくなったから
泣きながら探してくれた日を。
私はあの時 屋上にいた。
私、乙歌花 瞳は、中一にもかかわらず、一人暮らしをしている。
なぜなら私は、家族に捨てられたから。
どうして、姉のことしか聞かないの?
私の事・・・きらい・・・なの?
どうなの?お母さん。。。私は、大好きだったのに・・・。
今は、午前7:30分。もうすぐ学校に行く時間。
「そろそろ出よ。」
私は、家を出た。また、嫌な学校が始まる。
まだ、友達もいないから。
7:50分、学校についた。
みんな友達と登校している。
「私だけ・・・一人だ。」
そう。私だけ友達がいない。
中一になって、一ヶ月もたつのに・・・・。
キャンプの時の、私一人で行動していた。
私は、おそるおそる教室に入っていった。
みんな明るい。私は、暗い。
先生が入ってきた。
「みんな席につけ」
この言葉でみんなは席についた。
「あれ?」
私が、席につこうとした時、
「私の机がない。」
どうして?私の机がないの?誰がこんな事を。
「机がない?」
先生がビックリしていた。
すると、私の席の隣の人が、
「誰かが、捨てたんじゃない?」
捨てられた・・・。
「だって、乙歌花さん最近うざいじゃん」
私が、うざい・・・。ただ、おとなしくしてるだけなのに・・・・。
「こら!もういい。乙歌花。あとで机を持ってくる。」
「は・・・い・・・」
私って。。。。うざい。。。でも、学校に来なきゃ卒業できない。
休み時間。
「乙歌花さん。学校やめれば?」
「え・・・」
「あなたがいなくても私たちが卒業できればいいから。あんたがいると、迷惑なの。」
・・・・。迷惑なんだ。。。
「でも、卒業はしたいから。。。」
「あんたさ、いじめられてる事知らないの?」
〝いじめ〟この言葉は、私が嫌いな言葉。
前の学校でも、いじめられていたから。
どうして私は、いじめられる運命なの?
神様は私を嫌ってるんだ。。。
「いじめられててもいい。私はこの学校を卒業したいの。」
「卒業できるかわかんないのに?」
「うん」
私は、いじめられててもいい。卒業できれば。。。。それでいい。
いじめられながらも。学校に通い続けて一種間がたった。
一番最初は机を捨てられ、次には、長かった髪も切られた。
私はそこまでされても、学校に行っていた。
でも、考えていた事があった。そう。自殺。
でも、おかしな事が起こったんだ。
私のいじめがなくなった事。
おかげで、友達ができた。
その友達が、華香 花。この子もいじめられていた子。
無理やりかばってくれた子でもある。
「瞳ちゃん!」
「華香さん。」
いま、一番大切な人。
「もー。さんづけやめてよー!」
「ごめん。。。」
こんなに楽しくていいのかな・・・?
もじき、 〝自殺〟とゆう大きな壁があるのに。
自殺とゆう壁を持ちながら、私は二年生になった。
いまだに・・・・。家族はいない。友達は一人。
華香 花。この子も、自殺をしようとしていたらしい。
だから、仲間って思ってた。
現実は、そんなに甘くない。
朝7:50分。学校に着いた。
「また始まる。学校が。」
私は。。。一ヶ月後に 〝修学旅行〟がある。
班は・・・・花と一緒だ。
「瞳!おはよ!」
「おはよ。」
いつも通りの学校。なんだか花といると、楽しい。
ただの人間なのに・・・・。
私は教室へ向かった。まず教室に入ったら確かめる事。
それは、 〝机〟 一年生の時の思い出があるから。 〝机〟に。
いつものように、楽しく花と話していると先生が来る。
「席につけー!」
みんな席につく。
「よかった。机ある。。。」
私は、小さな声で言った。
「えー。今日は修学旅行の計画をたてるぞ。」
私は、花と一緒だけど。。。
最近、花にさけられてる気がしだした。
「ねー。修学旅行の班どうする?」
花が言った。私が班長をやっても、その日まで私が生きているか・・・・
「花がやったら?」
私は、涙に言った。
「じゃ、私がやるよ。」
結局、花になった。
「何か、楽しみだね!」
「そうだね。」
私と花の会話。
放課後、悲劇はおとずれた。
花と 〝バイバイ〟の会話が終わって、私は一人になった。
その時・・・。
目の前が 真っ暗になった。
―・・・そのままゆっくり目を開ける。
そこは、病院のベットの上だった。
医者の顔が薄く見える。
「乙歌花さん?」
医者の人が、話しかけてくる。
「私・・・」
「道路のところで倒れてるのを見かけた人が、連れてきてくれたんだよ。」
そうだ・・・。私、目の前が真っ暗になってそれから、記憶が・・・ない。。。
「ゆっくりしていてください」
「はい・・・」
そう言って医者の人は、出て行った。
隣を見ると一人の女の子が、こっちを見ていた。
誰だろう。。。
「あのどなたでしょうか・・・」
私は聞いた。
「あ・・・私、羽山 妖湖。」
「羽山?」
かわった名前だと思った。可愛い子だな・・・。
「あ・・・。私、乙歌花 瞳。なんか、たおれてたっれ言われて・・・・」
「あ。してtル。私の友達が連れてきてくれたんだよ。」
「そうなんだ・・・」
私hあ、この時自殺とゆう言葉が消えていた。
私は、聞こうと思った。〝どうして病院にあなたはいるの?〟と。でも、迷惑だよね。と思って、聞くのをやめた。
それから、一人は〝友達〟とゆう関係になった。
「羽山さんって、どこの学校に行ってるん?」
私は、聞いてみた。すると、意外な言葉。
「あー。○○中学校。」
え?ってもう一回聞きなおしたいぐらい私はビックリした。
そう、同じ学校だったから。
こうゆうふうに、放せるのも今日が最後だって事を。。。
ある日私は、医者に言われた。
「乙歌花さん・・・。たいへん言いづらいんですが・・・・。」
「何ですか?」
私は、ドキドキしていた。
「あの、倒れた日に、視力をはかりましたよね?」
「は・・・・はい」
「検査の結果・・・。左目をなくしてるんです。」
「え?」
「でも。安心してください。退院はできますので。今日、退院ですし・・・」
私は。。。。左目を失った。
そして、退院。
「羽山さん。今までありがとね。」
「私も、楽しかったよ。それとさ・・・・。私がなんでここにいるか知ってる?」
「え?」
そう。私が聞きたかった事。。。。
「私・・・。ガンになっちゃって。。。」
「ガ。。。。ガン・・・」
私は、〝ガン〟この言葉は聞きたくなかった。
私が、幼稚園の時に父が、ガンで亡くなったから。
「ごめんね。何もできなくて。」
「いや。いいよ。あ。。。。それと、退院おめでとっ!」
「ありがとう。」
この会話が、最後になるんだ。。。
左目を失って、三週間がたった。
いまだに、この事は誰にも言っていない。
私は、いつものように、花と学校へ通う。
「瞳さー。どうして学校に来てなかったの?」
この言葉に私は、迷った。。。
「え・・・。カ・・・風邪ひいてて・・・・。」
「そうなんだ」
う・・・嘘ついちゃった。。。
もう、本当の事言おうかな・・・。
「花。誰にも言わないでほ・・・―」
「席つけー!大事な話があるんだ」
先生が来た。
「みんな・・・悲しい話だが・・・。羽山が、ガンで亡くなった。」
「え・・・」
クラスが、ざわついた。
もうどうしょうもなかった。
私の周りの人は。。。
どんどん消えてゆく。
父、家族、そして、妖湖ちゃん。。。
私は目に、涙をためた。泣くことは・・・。みんなの前では、できなかった。
どうして・・・。亡くなったの?
みんな、私をおいて、旅立つ。
私は、考えていた。
みんなに会える方法。
それが。。。。
〝自殺〟
私も死ねばきっと、空へ行って、大好きな家族にも、会える。そして、妖湖ちゃんにも。
でも、自殺する前に見たいもの。
それが。。。〝花火〟だった。
放課後、私は〝クラス全員で花火をしませんか?〟と言ってみた。
すると、みんなが言った言葉が・・・。「いいねー」だった。私は、嬉しかった。
夜8時。花火の時間。
「瞳ー!」
みんなが、私を呼んでいる。
「花火やろっ!」
私はいつのまにか、みんなの大切な人になっていた。
ドーンとあがる花火や、パチパチッとゆう花火。いろいろあった。
「楽しいね!」
私は言った。
「うん!」
花が、返事をくれた。私は、これで終わりって思ってた。
最後の花火が上がる。
ドーン
空を見上げた。
そこに上がった花火を見たら、
〝瞳〟
ピンクの色できれいに輝いていた。
その花火の名前が、〝瞳〟だった。
私は、目にたくさんの涙をうかべた。
「きれいだね」
右目だけでもいい。この花火を見れてよかった。
そして朝。みんなへの手紙を書いた。
それを、ポストに入れ、私は・・・
屋上へ向かった。
「これで・・・最後だ・・・。」
下から声が聞こえる。
「瞳ー!どこにいるの?」
この泣きながら叫んでいる花の声が聞こえた。
よくみると、クラス全員が泣いていた。
私は、そんなに大切な人だったんだ・・・・。
私は、心の中で言った。
〝みんな。今までありがとう〟
2005年 10月6日。私、乙歌花 瞳は・・・。
メッセージを残し、空へ旅立った。
最初はいじめられていた。
それから、左目をなくし、今は天国で、みんなに会っています。
あれから、10年。
同窓会の日。私は、この日に手紙が届くようにしていた。
「花ー!」
みんなが、花の名前を呼ぶ。
同窓会が始まって、3時間がたった。
机の上には、一枚の封筒がある。
花は、その封筒をとって
「みんなちょっと、手紙読むから、静かにして!」
この言葉で、静かになった。
「じゃ、読むね。」
「うん。」
みんなが、うなずく。
「 みんなへ。
元気にしてますか?
私は、元気にしてます。
みんなと一緒に、卒業したかったです。
でも、いじめられていた時から、もう決めていました。
屋上からの自殺。
最後にみんなで花火をした事は、忘れない。
その花火の時には、もう左目をなくしていました。
だまっていて、ごめんなさい。
私の家族。そして、ある女の子。
みんな亡くなった。だから、私も死ねば
みんなに会えるって思って、屋上から落ちた。
こんな事を考えていて すみません。
皆さんは、生きててください。
今まで、親切にしてくれて、ありがとう。
2005年 10月6日 乙歌花 瞳 より 」
みんなは、この手紙を聞きながら泣いていた。
花は、朝まで泣いていた。
次の日、雨だったはずの天気が、晴れになっていた。
花は思った。もしかしたら、瞳が、笑っているのかもしれない。
花は、微笑んだ。
〝天国の瞳へ〟
花です。覚えてる?
天国で、みんなと会っていますか?
あの手紙を、昨日読みました。
朝まで泣いていました。
私は、元気にしています。
いつか、会えるかな?
2015年 10月6日 華香 花 より
届くはずもない手紙を、花は買いてポストに入れた。
「届くといいな。」
花は、言った。
花が、歩いて家に戻っていたら、一人の女の子とすれ違った。
「瞳に似てる」
花は、思った。そう。瞳に似ていた。
でも、瞳は死んでいるはず。。。。花は思った。
「瞳ー!元気にしてるーー?」
と、空へ向かって大きな声で言った。
すると、すれ違った一人の女の子が、振りかえった。
「あ・・・・。」
■■■■■■■
■■■瞳■■■
■■■■■■■
この花火は、けして忘れない。
今まで、ありがとう。
いつか、会えるよ。きっと。
でも。。。
もう、会ったのかもしれない。
瞳より