一年前の私へ
こんにちは。一年後の私です。君のことならなんでも知ってるよ。って言いたいところだけど、私は自分のことに一番疎いんだ。ごめんね。
全力疾走してるでしょ、今。
私がやらないとね。先輩たちに頼りにされるのちょっと嬉しいな、って思ってるでしょ。
大事なことだよ。
キャパ超えて頑張れば、少しだけその範囲も広くなるから、それは正しいよ。でも忘れないでね、人の体に入れられる器は限度があって、キャパだけを大きくするだけじゃ意味ないからね。言っても無駄だろうけど言っておくよ。
2月に大きなイベントが終わるでしょ。
今頑張ってるやつ。それ。終わるでしょ。2月に。
君はね、みんなが泣いてる中で、よく頑張ったよね私たちって円陣組んでる中で、一人だけ泣けないし笑えないし喜べないよ。
そういう自分に笑っちゃうんだ、君は。
お別れ会も張り切って準備して、みんなでいい感じに終わらせられる。そこでやっと君は泣くの。先輩たちに行かないでって言えるの。桃味の飴が好きだと、1度だけ話したそれを覚えていて、柔らかい笑顔で渡してくれる先輩がいるの。お別れ会の日にね。私はその先輩にすがりついて、寂しいです、行かないでって泣けるの。
それから、ちょっと憧れてた、かっこかわいい、声が素敵な先輩いるでしょ。その先輩にね、みんなへの挨拶と称して、私の目を見てはっきり言われるから。
「何でもできるのはいいことだから、70パーでやっていい。それでもそこそこのものはできる。命をかけてやりたいことだけに100パーでいいよ。大丈夫」
その先輩のようになれないで今に至る私だけど、良かったら覚えててね。
今の私を見たら、君はびっくりすると思う。
3月最後の日にピアス開けたんだ。高校の時の爽やかで甘くて鼻のツンとする青春を過去にするために開けたんだ。もったいない、とかいう女もいるんだよ。今の君が味方だと思ってた子。その子、敵になるから気をつけてね。すごくめんどくさいよ。
ちょうどその頃、だったかな。君は電話で、濃縮還元なあの子に電話で泣きつく。書いた作品を否定されて、すごく辛くて馬鹿らしくなっちゃって。私のことをわかってくれる人なんて、この世にいないんじゃないかって不安になってね。
でも、その子は私の世界をよく分かってて、学校のことボロクソ言ってくれるから。私の代わりに、毒を沢山吐いてくれるから。
その子がきっかけで、君は思いもしなかった道を少しだけ歩む。
そこで、沢山の出会いと苦しみと、かけがえのない日々と、夢と希望を貰うから。苦しいこと、悩むこと、悔しいこと、そういうのばっかりで本当に頭悩ませたけど、悪いことばかりじゃなかったよ。
「君がいちばん頑張ったよ」
尊敬できる人にそう言われて、もう、君はボロボロに泣くから。
その場所に出会ってから、私は、学校にいるのが馬鹿らしくなる。逃げ始める。蝕まれてしまうから、冷たい廊下で文を書いたり、喫茶店で抹茶を飲みながら流浪の月読んで泣いたり、そう言う日々を過ごす。
そこで気付くんだ、大人になっちゃいけなかったんだって。
まだもう少し子供でいようかなって考えて、母親に賛成できないだのなんだの言われた2個目のピアス開けるよ。開けたあとも、母親は見たくないだろうなとか考えて、一応開けることは告げてる癖に家で隠してるんだから、すごい努力だと思う。
そういう、ちょっとお馬鹿で自分勝手なことが出来る子になっていくからさ。心配しないでいいよ。
名前も変えたいなって思って、相談に乗ってもらって、今、色んな候補を並べて考えてる。
そろそろ将来のことも見なきゃね。
その前にまたあの場所で、少しだけ違うメンバーと出会うところなんだけどね。
今度は失敗しないでね。
「手のかかる子」じゃなくて、「誰よりも頑張った子」にならなきゃダメだよ。
未来の私へ。