世の中の面白いものがまた消えるらしい。
間違っていたら、楠木さんすみません。
詩のボクシングのHPを見て、全国大会が今年で終了とある。
画像は去年の全国大会のポスター、
去年は東京に住んでいたので、勿論見に行った。
なんという事か、
世の中から消えてはならないものが、また消えるのか?
正確には、詩のボクシングは消えないが、
諸般の都合で、全国大会が開催できなくなった、という事だと思う。
各地の要請があれば、出向いて開催する。
そういう事かと思われる。
しかし、詩ボクの象徴たる全国大会が消えるのは、
余りにも淋しい。
昔、テレビでやってるのを見て衝撃を受けた。
表現ってなんや、言葉ってなんや、
詩ってなんや、なんで戦っているんや、
それから、ずっと興味を持ってきた。
大会ではどんな言葉が発せられるのか、
わくわくして聞いた。
残念としか言いようがない。
最近、ビブリオバトルが盛んらしい。
書評合戦。
ルールを一般化し、いつでも、どこでも、だれでも参加でき、
協会の公認も要らない。
またこれをバックアップする組織として、
図書館や書店がある。
詩のボクシングは、
日本朗読ボクシング協会公認が原則で、
閉ざされた世界から拡がらなかった。
いつしか、常連のたまり場となり、
新しい表現者を生まなくなった。
当然といえば、当然の帰結だ。
ああ、あのパンチョスの名調子は聞けないのか。
残念。