その日は朝イチの手術という事で、旦那には8時前に病院へ来てもらい、到着後、私は直ぐに手術室に連行されました。



部屋に入る前には大勢に囲まれてはいるものの、ここでダッシュすれば逃げ切れるな〜なんて考えたり…(勇気が出ませんでしたけど)


手術台に乗り、背中を丸め硬膜外麻酔を打たれ、仰向けになって手を固定され、涙を流すとすかさず看護師さんにティッシュで拭かれ、麻酔のマスクを付けられあっという間に寝落ち…


いつもの流れだなー、経験豊富だな。
もう二度と受けたくないけど。


そしていつもの様に起こされ、待機していた旦那から『腹腔鏡で出来たって!』という言葉を聞き、返事もせずまだ眠りました。先生にも何か言われた気もします。


運ばれたICUで目が覚め、喉に管がないことも確認してほっとした後は、ウトウトしたり目が覚めたりを繰り返す中、手術の事を考えていました。



腹腔鏡で終わった、良かった、と旦那は言っていたけど…
ほぼ開腹になると先生も予想していたのに…
腹腔鏡で中を覗いて、諦めて閉じたのかな。
このまましばらく、いかにも癌は取り除きましたということにしておいて、回復するまで私を安心させたいのかな…


早く真実を知りたくてもご存知の通りICU1泊は非常に長い。
今回は朝イチの手術だったため、実質的にも長かったのではないかと…



今回、地獄の1泊改善案は考えつきませんでした。
またウォークマン持ち込んでみようかなとも思いましたがどうせ却下だろうから辞めました。



明けない夜はない…
なんど思ったことでしょう…
(使い方間違ってますけど…)
たまに心が挫けて、もう朝なんて来ないのでは?と疑いもしましたが…
夜、明けました〜(当たり前笑い泣き
そこから更に5時間放置でしたけどねゲッソリ



手術は、5、6時間かかったようです。
後日先生から、かなり大変だったけど頑張ったよ〜と伺いましたが、実際に腹腔鏡で切除に成功したそうです。
ホットしました。