「当事者の視点から生きづらさを考える」
先月、不登校・ひきこもり当事者の
林恭子さんのお話を聞きました。
不登校の理由は十人十色、
家庭環境や背景、本人の人柄を含めると千差万別ですが、
一人の当事者のお話が
とても具体的で参考になりました。
興味があったのは、当事者にとっての
NGワードとOKワード
NGワードとは同世代の誰かと比べること
「〇〇ちゃん △△したんだって」
「これからどうするの」
「もううちにはお金がない」
などプレッシャーをかける声掛けや威し。
OKワードは
社会問題や話題になっている人の話
本人の好きなことや趣味について
ゲームをやっているなら教えてもらったり
パソコンやスマホに詳しい人もいるので
習ってみるのもよい。
釣りやドライブなど親と一緒に過ごす時間をふやしたり。
ひきこもり状態とは「ガソリンの入っていない車」
「ガソリンの入っていない車を動かそうと外から働きかけても無理」
ガソリンのように「人もエネルギーを貯める必要がある。」
エネルギーとは「当事者にとってポジティブな出来事や声掛け」
「安心感」や「理解」「共感」など。
これは家族にも言える。
家族が自分の不安や焦りを当事者にぶつけなくてすむように、
家族にも支えが必要である。
林さんの著書「引きこもりの真実」(ちくま新書)には
家族(実の妹)にインタビューして
親ではない妹から見た姉の様子が書かれていて印象的でした。
11月のオアシスは
15日(土)13時半~
新所沢東まちづくりセンター 1階 4号室です。
所沢市美原町1-29-16

