シニアですが、早朝コンビニアルバイトがんばりまっす。
コンビニって、
駐車場に車を止めて、
100円コーヒーとパクッと一口で食べられるようなパン買って、
すぐに出る、長居はしないものと思ってた。
ましてや、早朝なら出掛ける前で忙しそうなのが大半。
あるとき、若者が店を何度も出たり入ったり。
それもなんだか落ち着きがなくウロウロ。
そのうち、「針金ありませんか?」
さすがに、針金は売ってない。
「ホームセンターへ行かれてはどうですか?」と答える。
次は、「長い棒ありませんか?」
長い棒もコンビニには売ってない。
なんだか困った様子でもあり、
店長と物置をゴソゴソ探して、
とりあえず、お店の小道具の細長い棒をお貸しした。
今度は「ちょっと手伝ってくれませんか?」というので、
「はいはい」と駐車場へついて行った。
なななんと、車がエンジンかけたままロックされてた。
ずっと昔の昭和の時代なら、
そういう光景はよく見た。
たびたび体験もした。
経験豊富なトラックの運ちゃんなら、
いつも細長い物差しを持ってるのでよく借りたことがある。
窓枠から物差しを入れて、ロックを解除したっけねぇ・・・懐かしい(苦笑)
でも、令和のハイテクな時代にもこんなことがあるんだとびっくり。
しかし、昔とはちょっと違う(笑)
若者の指示通りにがんばる。
若者が窓枠の隅の弱いところをぐっとこじ開ける。
私は細長い棒を隙間から差し込んで、窓の開閉ボタンを押す。
これがなかなかうまくいかない。
アクション映画のワンシーンのように、
ハラハラ!何度も何度もエイッ!
あせるあせる、
ますます緊張する・・・
この一瞬は長く感じた。
時の経つのも忘れてた。
バイトの仕事もなんもかも忘れてた。
とにかく必死やった。
うーっと顔をゆがめて窓枠を壊れない程度に押し開ける若者の必死のそばで、
手に汗にぎりながら、細い棒でボタンを押そうとするがこれがなかなかうまくいかない。
なんどもなんども、、、
ウィーンと窓が開いた。
ふたりでやったぁと大喜び。汗をふきふき大笑い。
若者が礼を言って帰るとき、見送りに車まで行った。
窓がこころもちふんわりと浮いている。
若者は大丈夫ですと言いながら、帰っていった。
数日後、その若者が店にやってきた。
私はやぁっと声をかけた。
若者は無表情のまま、いつものようにパンと飲み物を買って帰る。
・・・何事もなかったように!あの時の感動はいずこに・・・!
おもわず、店を出た若者の乗る車を見た。
車があのときと違う。
車変えたんやなぁと、そっと見送る。
いってらっしゃい
あははははぁ