昨年9月27日に「朝ドラ再放送考」と題して記事を載せ、その記事の最後に再放送をして欲しい作品を5つ並べたが、ついにそのうちのひとつ『芋たこなんきん』が昨日3月28日(月)朝7:15~BSプレミアム、BS4Kにおいて再放送が開始された。

 本放送が2006年ということなので、16年前であるがこの頃は朝から忙しくてじっくり見られなかった。なので今回はゆっくり楽しみたいと思っている。

 

 ところで朝ドラと言えば若手女優の登竜門とも言われていて、新鮮さも売り物のひとつであり、特にオーデイションで新人が発掘されるのも話題になることが多い。しかし本作のヒロイン役藤山直美は直接キャスティングされたということと、出演当時47歳ということで、史上最年長ヒロインとしても話題になっている。もっとも本作は原案者田辺聖子の自伝的ドラマということでは、納得できるところでもある。

 

 藤山直美はそれ以前の朝ドラでも名バイプレーヤーぶりを発揮している。例えば1992年の『女は度胸』では泉ピン子がヒロインの一人を務めていたが、その継子役で藤山直美が出演し、二人のバチバチのやりあいが話題となり、注目されている。(『女は度胸』も再放送を望む)

 

 再放送はまだ2回済んだところだが、いきなりヒロイン町子(藤山直美)の相手役となる健次郎(國村隼)とドタバタの中で出会っている。まあ藤山直美の相手役をやれるとすれば、これも実力俳優國村隼は適任だろう。お互いに早くも至るところで芸達者ぶりを出している。

 

 本作は幼い頃からの女の半世紀を順番通りに描くといったスタイルでもなく、そういう点でも他の朝ドラ(『おしん』など)とは異なっている。

NHKの番組サイトによると、

 

「大阪市内の商店勤め、37歳独身の楽天娘が、ある日恋に落ち、結婚へ。 しかし、なんと嫁ぎ先は10人の大家族だった!(中略)明るくたくましく面白く生きたヒロインと、その家族のてんやわんやを描く、藤山直美主演の笑いと涙のホームドラマ。」とある。

 

 大阪制作なので、笑いは最も得意なところであるが、単なる喜劇ではなく、シリアスな場面もあるようで、随所で過去のヒロインやその家族も回想シーンとして描かれ、何故小説を書くようになったのかも、おいおい解き明かされるのかもしれない。

 

 しばらくは朝の15分を楽しみたい。(『カムカムエヴリバディ』を含めると30分か)