とは言っても食事の話ではなく、またドラマの話題である。
定番とはシリーズ物のことで、2017年夏ドラマで自分が見ていた中では月曜21:00フジの『コードブルー』、水曜21:00テレ朝『刑事7人』、木曜20:00テレ朝『遺留捜査』であった。
シリーズ物といっても特色が色々ある。『コードブルー』の放映されていた枠はいわゆる月9と言われる過去名作を輩出してきたドラマのゴールデンタイムではあるが意外とシリーズ物は少ない。1990年代以降でシリーズ物として放映されたのは、『教師ビンビン物語』、『ひとつ屋根の下』、『HERO』、『ガリレオ』ぐらいであり現在までの長期にわたってのシリーズ化はされていない。月9は基本的に1クールのみの単発ものが多いのである。『コードブルー』もシーズン3とは言っても元々木曜ドラマ(木曜22時)の枠であって第2シーズンからの移動ということで変則である。(月9テコ入れのためか?)
一方テレ朝の方は『刑事7人』が第3シリーズ目、『遺留捜査』は第4シリーズ目ということで大分定番化して来ている印象だ。これは今月からの秋ドラマでもっと顕著であって、水曜日21:00の『相棒』が第16シリーズ目、木曜20:00の『科捜研の女』が第17シーズン目、木曜21:00の『ドクターX』が第5シーズン目ということで言わば最強の布陣を引いたとも言える。
ざっくりと言ってしまえばフジテレビの路線が全体的に若手の俳優を中心に話題作を次々に出す一方で、テレ朝は定番メニューで固定の観客を掴む路線のように感じる。シリーズ物の良さはキャストとストーリーがはっきりしていて、安心して見られるところにあり、かつての『水戸黄門』が毎度同じ展開にも関わらず高い視聴率を誇ったことにも通じているようだ。視聴率的にもシリーズ物は一定の数字が見込まれ、夏ドラマでは『コードブルーが』14%強と第1位、『刑事7人』が11%超えで4位、『遺留捜査』が10%強で5位とすべて10%超えは大健闘と言えよう。
とはいえ単発であれ定番であれ要はその内容の良しあしだね。
さて、秋ドラマでは月9に『民衆の敵』を実力派篠原涼子で立てて来たが、これと上記テレ朝の定番メニューとの対決も注目である。ちなみにTBSも金曜22:00に『コウノドリ』の第2シリーズも持ってきたので、さて前作以上に評判となるのかどうかも興味深いところである。