欲望という名の電車 大阪公演千秋楽を観たよ! | ガーデニングライフのブログ

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大ちゃんこと高橋大輔選手をトリノシーズンから熱烈応援してます。トリノやバンクーバーの最終グループの選手がなつかしく思う今日このごろです。フィギュアスケートがかつての輝きが取り戻す日はいつでしょうか。

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シアターコクーンのホームページより あらすじ

「欲望」という名の電車に乗り、「墓場」という名の電車に乗り換え、「天国」という名の駅で降りて、ブランチ・デュボア(大竹しのぶ)は妹のステラ・コワルスキー(鈴木杏)の家にたどり着いた。姉妹は南部の大農園で育った古きよき時代の上流階級の出身だ。貧しく卑俗だが活気あふれるこの街に、ブランチのお高くとまった服装はいかにも場違いである。ブランチは妹の猥雑な生活に驚くが、ステラは意に介しておらず、むしろ満ち足りた結婚生活を送っている。ステラの夫スタンリー(北村一輝)は、ブランチの上品さが気に障って仕方がない。出会った瞬間から反目し合う二人は、ことあるごとに衝突する。一方、スタンリーの友人ミッチ(藤岡正明)はブランチに愛を告白し、過去から逃れてきたブランチは最後の望みをかける。だがその願いは無惨にも叶わない。絶望的な孤独の中で、ブランチは次第に狂気へと堕ちてゆく。

この舞台のキャストが発表された時に、こりゃ観たいぞとすぐにチケットを先行予約で確保。
なのにあーた!S列の上手の端っこ!それでもまぁ段上だから見やすいかと思ったら、前に和装で前髪トサカのご婦人!まぁ仕方ないや〜って我慢してたけど、さすがに前に身を乗り出してオペラをあげるもんだから、辛抱出来ずに芝居の切れ目でその方の肩を掴んだよ。和服で帯が潰れるのが嫌なら着てくるなよなって、みんな思ってるさ。

で、舞台の方はやっぱり狂気を演じさせたら天下一品の大竹しのぶさん。マクベス夫人や身毒丸の狂気も凄かったけど、ブランチの客席から登場した瞬間から引き込まれたよ。
白のエレガントな装いと日傘をさしたブランチが下手の扉の前に登場して舞台の上に乗るまで、客席は最初は遠慮がちに拍手をするも、後は固唾の飲んでその姿を追ったよ。
スタンリーの北村一輝さん。粗野で色っぽくて。昔から大好き❤ この役にぴったり!ただ舞台経験が少ないためか?怒鳴り台詞の多いこの役で、声が潰れてたのは残念。大竹ブランチの初演の時のスタンリーは堤真一さんだったらしいが観たかったなあ。
ステラの鈴木杏ちゃん。上手いねえ。さすがに蜷川組で鍛えられただけのことがあるよ。姉のブランチへの想い、夫のスタンリーへの想いがよく伝わってくるよ。
ミッチの藤岡正明くん。最初わかってなくて、っていうか歌うまのミュージカルの人だと思ってたから、こういうストーレートプレイにも出るのね。いい声だなって思って初めて藤岡くんだって気づいたよ。ブランチの真実を知って、なじるところが凄まじかったよ。
3時間以上あるストレートプレイだったけど、飽きることなく最後まで惹きつけられたよ。
やっぱり大竹さんは舞台の人だなぁ。
長瀬智也くんとやってたドラマのお母さん役は、テレビの中の芝居では少しアクが強すぎて浮いてたのよね。
テレビの中ではその素晴らしさが伝わらないよ。