スカーレットピンバーネル2017宝塚星組バージョンを観たよ!
初演の時に新人公演でパーシーをやったのを観てたのも有るけど、本音は歌えるコンビにこの作品をやって欲しかったから。つまり北翔海莉パーシーと妃海風マルグリットでやって欲しかったよ。
初演の瞳子ちゃんとあすか、チエの3人とも素晴らしかったし、あの当時の星組は脇も新進男役も充実してたし、娘役も芸達者が揃ってて、あれを超えるにはお披露目公演では酷だと思ったのが第一印象。
最近の宝塚のトップお披露目公演は客入りが期待できる再演物を持ってくる事が多いから、さもありなんて思う作品選びだと思うけど、失敗やね。
ポスターはいい感じに仕上がってたから、パーシーもマルグリットも期待してしまった。
紅はどうしてポスターのようなメイクにしなかったのかしら?ポスターは明るいブラウンに目張りは入れてるけどナチュラルメイクでルージュも自然な感じなのに、マルグリットも色っぽい艶やかさも有って。
なのに実際の舞台は明るい金髪にブルーのアイシャドウにピンクのルージュ‼︎幕開きの銀橋の老人に化けた帽子とコートを脱いだ時に、なんじゃこりゃ?って思ってしまった。ベルばらじゃ有るまいし、たたき上げの平民ショーブランと対比を見せたかったのかもしれないけど、パーシーのイメージとは違うとまず思ってしまった。
初見は初日開いてすぐだったから、まぁ誰か注意するでしょ〜って思ったけど、千秋楽まで後一週間の今日でも同じだった。星組初演メンバーが先週観た時に、誰もアドバイスしなかったのかしら?っていうか初演の組長と副組長と美希千種が同じ役で出てるのに、アドバイスしろよ‼︎変だって!っていうか本人が聞かないのかもしれないけどね〜(≧∀≦)
パーシーとマルグリットがフランクワイルドホーンの名曲を楽譜どおりに歌う事に必死で、せっかくのナンバーが台無し。
瞳子パーシーとあすかマルグリット並みに歌ってくれとは言わないまでにしても、聞き苦しいのよ。マルグリットの裏切りを疑って歌う歌や舞踏会の控え室の掛け合いの歌が何より好きだったのに苦痛でしか無い。
綺咲マルグリットも娘役としては低めのトーンで大人っぽさや少々蓮っ葉なところを出そうと喋る台詞が語尾が流れる変な癖がついてるし。歌も中音はまだしもファルセットがキンキンで全くコントロール出来てないし。
何より好きだった娘役陣が楽しそうにスカーレットピンバーネルの噂話をしてるとこから、マルグリットがパーシーの心変わりに戸惑う歌もその情景も含めて大好きなナンバーだったのに、全然駄目。
あすかマルグリットが一幕最後の方で銀橋で「あなたの事忘れましょう」と歌うとこなんか、劇場全体を支配してるような震えがくる歌いぶりだっただけに、今回のマルグリットは残念すぎる。新人公演だったら、よく出来ましたのレベルかもしれないけど。
で、ショーブランの礼真琴ちゃん。歌はよく出来ましたっていうか、主役の2人が不甲斐ないだけに、ショーブランのナンバーはまわりのアンサンブルも含めて素晴らしい出来だと思う。
けど、やっぱりこの作品はパーシーとマルグリットが良く無いと成立しない。
星組生徒はみんな頑張ってると思うし、初演よりランクアップしてる壱城あずさデュハーストや天寿光希アンドリューは嬉しかったと思うし、アンサンブルも良いけど、主役がね〜。霧矢大夢と蒼乃夕妃のトップお披露目もこの作品だったけど、キャリアと実力が違いすぎる。
紅ゆずるがこの作品の新人公演で路線男役に躍り出たのを観てきた私としては、今回は残念で仕方がない。コメディーセンスがあるかのような評価を受けてるかもしれないけど、寒くて笑えない。センスがおばちゃん臭いのだ。
このまま成長がないなら、さっさと礼真琴ちゃんにトップを譲って若返って欲しいとも思ってしまう。
長年星組を観てきた私としては、忸怩たる思いやわ。

