実家の片付け経験者の


御多分に洩れず


私も自宅の片付けに焦る


体力低下自覚中のシニアです


大切にしていた半世紀前の


郷土玩具だの こけしだの 手芸本だの


ずいぶん手放しました


ある時はメルカリ ある時はヤフオク


ある時はブックオフ ある時は買取王国


運転できるうちに やっとかなきゃね と



ところが先日 夜中にふと


あれは、手放すんじゃなかった〜😂


と悲しみがこみあげるモノが…




それがこの


日本ヴォーグ社の昭和42年発行の


「かわいい ぬいぐるみ」です


母が この本を見て 


小学生の私に作ってくれた 


バンビのぬいぐるみ


日々出来上がっていくのを


ワクワクしながら楽しみに待った思い


そのぬいぐるみはもうないけど


この本を開くとよみがえる


あのワクワク感…


その思い出まで無くなったようで


夜中に急に悲しくなって


私は一年以上前に売ったこの本と同じものを


あちこち探しまくり


売ったのと倍のお金を払って


(そのぶん状態はずっと良かったけど)


買ったのでした🤣


いったん手放したものを探して買ったのは


 はじめて…ではなく


そういえば


これも…




こちらは1974年発行だから


わが10代のころ


ビスクドールという


見ることすら叶わないものに


ひたすら憧れるきっかけになった


手のひら本


これまた当時の感情が蘇るのです





人形への不思議な憧れは


幼少期から青春時代を経て今にいたるまて


続いているのが


我ながら不思議です


そして また 幼い頃の私は


冒頭の本にも出てくる


辻村ジュサブローさんのぬいぐるみを


見るのが大好きでした





一見ありふれたように見える


動物ぬいぐるみでも


あ、これは辻村さんのぬいぐるみ


とわかるようになりました…


残念ながら


辻村さんは


昨年亡くなられてしまいましたが


私は何年も前一度タカシマヤで


偶然辻村さんの展覧会場に出くわし


サインをいただいたことがありました


その優しいおじいさんに握手していただいた時


私はモノづくりされてる方の握力に


驚いた記憶があります




なぜ自分は人形を作るのだろう


そんな問いではじまる


この本も取り寄せて読んでみました


なぜ自分は人形に魅せられるのだろう


という


自分の問いにも答えが欲しくて…


人形へこめた半端ない思いが


そこには書かれていました



断捨離で スッキリしたと


思うまもなく また書棚に積まれていくものたち…


アラ還からアラ古希へ向かう


終活の旅路を ただ今 迷走中です …