「私たちの 産みの親の ケテ.クルーゼさんのことなら
よく知ってるわ。
若い 綺麗な お母さんが
自分の子供のために
作った お人形が
あっというまに評判になったのよ」
よく知ってるわ」
ケテさんはムキになって言いました。
すると ケテくんもムキになって言いました
「そうだよ だから 僕たちは
本当の人間の子供に
遊んでもらわないと意味がないんだよ。
君みたいに 箱に入れられて
飾られてるだけじゃ だめなんだ」
「綺麗に結った髪だって
ほどけて ボロボロになって 洗ってもらえばいいのさ」
「そんなことになったら
もう大事になんかしてもらえないわ。
私の尊敬するリプロのビスクお姉さんは
綺麗なドレスたくさん持っていて
それは大事に箱にしまわれてるんだから」
ケテくんの やや乱暴なもの言いに
とうとう泣き出したケテさんでした。
…続く





