内定者向け通信添削の結果から、今年の新人傾向がみえました。
■「偉くなりたい」より「社会貢献」
震災の影響からか、貢献・奉仕の意識が強い傾向がうかがえました。
働くことに対する気持ち・動機は、「偉くなりたい」ではなく、「周りの人や
社会に貢献するため」や、「家族、特に育ててくれた両親に恩返しするため」
であるようです。
■真面目にテキストを読み、一生懸命取り組む
課題をやっていない人は皆無で、真面目にテキストを読み、一生懸命取り組ん
でいる様子がうかがえました。厳しい就職状況をくぐりぬけてきただけに、い
いかげんな態度では臨まないという真剣さが伝わってきました。採点の結果も、
高得点が多く、テキストを読んで答えることに関して優れているといえます。
■気を利かせるのが上手じゃない
一方で、仕事を円滑に進める上で、上司からの指示に対して追加で提案するこ
とを評価するという設問では、役に立ちたいという気持ちはあるが、どうした
ら良いのか、もう一歩踏み込んだ提案ができていないという解答が見られまし
た。気を利かせて、自分が何をすべきかを考え提案できる人は少ないようです。
また、こういった傾向は、年々強まっています。
■他者視点がまだまだ弱い
優先順位をつけて報連相するということに気づいてもらう設問では、トラブル
を最初に報告するという点を押さえていない解答が見られました。他者視点に
立ち、わかりやすく伝える力がまだ弱いといえます。
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