雑食系のプレゼン力~数字の見せ方 | mitemoのブログ

年も押し迫ってきますと、宝くじに目が向く方も少なからずいらっしゃると思います。
ところで、宝くじの当選金額の表示として、3億円か300,000,000円かどちらが大きく見えますか?


客観的には同じです。

しかし、実は、人間の心理を重視するとゼロが沢山並んでいる数字のほうが大きく見えるそうです。

あるいは、「3億円の当選本数総数40本」と「3億円の当選確率0.00001%」とどちらが夢があるかといえば、間違いなく前者です。
後者の確率では、夢をアピールするのが難しいように思われます。
どちらも、客観的には同じはずですが、数字のプレゼン力の差を感じないでしょうか?


次のようなケースはいかがでしょうか?
同じデジカメがA店では「定価5万円で20%ポイント還元」。
これに対して、B店では「定価5万円のところを4万1500円に値引き」となっていたとします。
どちらを購入したほうが得でしょうか?
A店では、1万円分のポイントが付きます。
ここで、B店の値引き金額8500円と比較すると、A店に軍配を上げたくなりそうです。
しかし、冷静に考えますと、A店では将来買う1万円分の商品と合わせて6万円分を5万円のお金で買うことになります。
割引率は(6万円-5万円)÷6万円=16.7%になります。
B店の割引率は8,500円÷5万円=17%ですので、B店のほうが買い得といってもよいでしょう。


このように、客観的に見えそうな数字も、使い方次第で印象を変えることは可能です。

このような例は、世の中探してみますといくらであります。
学校の成績や仕事の成果も、ウソをつかずに化粧を施すことが可能です。


以上、押さえるべきところはきちんと押さえて、いざというときに頼もしいのが”雑食系”の特徴です。