雑食系の判断基準~今は昔 | mitemoのブログ

例年と違って、就活が12月1日解禁。
”超短期就活”というのだそうです。
ただし、12月1日というのは大学4年生時と思っている人も一部います。
皮肉なことに、私の年代では、自分の息子・娘の就活で
その厳しさを感じている方が少なくありません。


確かに、30年前の就活事情といえば、4年生の10月1日に解禁。
10月3日くらいまでに大手企業は台風一過のごとく決まってしまいました。
就職活動の準備などろくにせずに臨んでいた人が多かったのではないかと思います。自己分析も業界・会社研究などはろくにせずにあっという間の通過儀礼でした。会社訪問といっても3、4社程度が普通だったように記憶しています。
そもそも、インターネットもないし、民間企業ですとエントリシートも性格診断テストをはじめ筆記試験もなし。
あったのは面接のみでした。


結局、うまく就活をこなした人は、その当時の状況を的確に判断していた人です。
大学の先輩が就職している先でこの雰囲気ならサラリーマンをやっていけそうだなという感触のうえ、先輩の助言を受けて、人事部の面接。
就社の基準は人気企業ではなく自分の働き場所として相性があいそうかという基準だったと思います。
この点は、現在でも大事な判断基準ではないでしょうか?


30年、いや10年で企業の環境は様変わりです。
企業の平均寿命は、人間の寿命よりも短いといいますからなおさらです。
この点で、会社にもたれるのではなく、どこの企業でも通用することが求められています。
これを自律というのでしょうが、特に組織的な仕事ができるかどうかが重要です。


以上、押さえるべきところはきちんと押さえて、いざというときに頼もしいのが”雑食系”の特徴です。