押さえるべきところはきちんと押さえて、いざというときに頼もしいのが”雑食系”の特徴です。
これをレポートや論文の書き方の世界で応用したのが、ミテモの「レポート・論文の書き方」研修です。
その一端をご紹介いたします。
1.レポート・論文とは何か?
問いを立てて自分の「言いたいこと」を順序だてて書いた文書のことです。
通常、次の内容があれば十分です。
(1)問い(問題点)
(2)自分の主張(意見)
(3)それが正しいという根拠(論拠)=理由や具体例
まずは、ここを押さえます。
2.レポート・論文の構成は?
次は構成です。
一般的に起承転結の構成よりも「序論-本論-結論」の構成がよいとされています。
分量のメドは、こんな具合です。
「序論」:10~15%(4000字で書く場合400~600字)
「本論」:75~80%(4000字で書く場合3000~3200字)
「結論」:10~15%(4000字で書く場合400~600字)
序論でレポート・論文全体の紹介し、結論を書くことがおすすめです。
3.レポート・論文の作成手順は?
以下の手順ですすめていくことになります。
(1)テーマを決め、問いを立てる
(2)アウトラインを決める
(3)アウトラインを根拠付ける情報を集める
(4)アウトラインを肉付け膨らませる
(5)引用・参考文献、体裁・形式を整える
(6)期限までに提出
ライティングのポイントは、テーマの選定の良さとアウトラインの膨らませ方です。
4.アウトラインの膨らませ方は?
2つほど紹介しましょう。
(1)キーワード・なぜによるアウトライン作成法
テーマに関するキーワードを洗い出したうえ、なぜを繰り返します。
(2)多角的視点によるアウトライン作成法
要は、文書を作成するときによく使うものでアウトラインを作ります。
例えば、定義・主張の信憑性、5W1Hを駆使します。
特に、有効なのは比較です。
問いに対する主張の賛成・反対、メリット・デメリット、あるいは時系列の比較など意外に簡単です。
雑食系のライティングを要約すると、こんなところです。
後はトレーニングのみです。
※なお、資料の集め方など情報収集については、別途ご紹介いたしましょう。