一年が経ちました。
亡くなる前、末期がんの闘病期は、私自身も体力的にも精神的にも、長距離通勤、仕事、介護にと本当に辛く…大変でした。
その後も哀しみに暮れる間もなく…ハードな日常は続きます。
残された人間は、それでも時が過ぎ、気付けば一年。
亡くなる前、父は入院をしたくないと断固拒否していました。
母は睡眠行動障害を患っており、末期がんの父が、自分も相当辛いのに夜間は母の隣でずっと見守りをしていてくれていました。
朝も早く100kmの高速通勤をしている私に、
夜まで母の介護をさせて寝不足で通勤時に事故になったりしては…と心配し気を遣って
父は生きている限り、母の見守りは、ぎりぎりまで自分でしたかったんだと思います。
現在は、私が当直の時などは、母は家で夜一人です。
寝ている時、症状が出ることがあり、軽い怪我をしたりすることもあります。
先日、母曰く、
夢の中で、父が出てきて、
「おい、どこに行ってる?」という言葉で
目覚めたら布団から出て廊下にいたそうです。
きっと私が居ない日、父は夢の中でも、
母を見守ってくれているのかもしれません。
安らかに…ありがとう。お父さん