…数年前までは。
数年前からパタッと本というものを読まなくなって今では知らない東野圭吾がたくさんあるんですよねぇ
この新参者シリーズは、テレビで放送された「麒麟の翼」を見たくらいですので、イマイチ加賀恭一郎のバックボーンを理解していなかったんですが、今回の最新作で明らかになるということでした。
公開中ですので、ネタバレはなしです。
面白かったです。
こんな悲しい話、涙なしには見れないですよ
麒麟の翼で父親との根深い確執が描かれてましたが、今回その理由がわかります。
加賀恭一郎の家族の話がある事件と結びつき、明らかになっていくんですが、いろんなことが重なってよく考えないと混乱しちゃいます。
(頭が弱いと映画観るのも大変です
)
)誰が出てるのかもよく知らないまま観にいきましたので、途中からどんどん知ってる俳優さんが出てくるので、その楽しさもありました。
警察の課長くらい？の人に春風亭昇太が出てるんですけど、結構良かったです
あれ？と思ったのが、恭一郎のお母さんが働いていたお店のママさんが烏丸せつこでした。
こんな複雑な話をよく解決したねぇ、恭一郎君てやっぱりすごいねぇという感動もあります。
私が好きだったシーンは、警察での全員集まっての事件の会議のシーンなんですけど、誰かが良いことを言ったらみんなが「オオー」って反応したり、新しい事実発見に全員が湧いたり、事件解決に全員が集中して同じ方向を見て臨んでいる姿が胸熱でした
加賀恭一郎の母親が伊藤蘭なんですけど、無理した感じがなくて年齢を重ねても女性として素敵だなぁと思いましたね。
あと、恭一郎が、自分や親に関することなのに、そんなに客観的に見て考えられるのがすごいなと。
ストーリーがちゃんとしていて、徐々に明らかになっていく恭一郎の母親のことや、事件の真相にずっと目が離せませんでした。
つらくて重くて苦しい話ですけど、面白かったです。