MOONLIGHT | みっちぇのブログ

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なんのしがらみもない立場で、気にとまったことをだらだらと書いてます。

久しぶりに映画を観てきました。
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ムーンライト。



アカデミー賞の大賞の発表に歴史的な大間違いがありましたよね。
ウォーレンビーティがボケてたわけじゃなくて、スタッフのミスだったみたいなので、ウォーレンも気の毒でした。

間違いとはいえ、ララランドの人は大賞を取ってないのに3人くらい用意してたスピーチが出来て無駄にならなくてよかったじゃないですか。

授賞してないのにスピーチしたなんて、前代未聞で初でしょうし。



更に前置きですけど、月曜日にTOHOシネマでは900円で観られるんですって。
今日は映画の日で1,100円でしたけど、更に安い。
その日に行きたかったけど、トレーニングの予約してましたので、諦めて今日行きました。








内容について、なんの遠慮もなく内容を含めて感想をいうので、ネタバレは普通にあると思いますので、これから観る方は気をつけてくださいよ。







よかったです。

黒人以外出てないのかな。

黒人の映画って、音楽がラップってイメージがあるんですけど、そうじゃなくて綺麗な音楽でした。


主人公のシャロンは、学校でいじめられてる男の子なんですけど、母子家庭で母親はヤク中。

その子の半生なんですが、足を踏み外すチャンスならいくらでもあるようなシチュエーションです。

しかもゲイで、マイノリティーの中のマイノリティーです。

やっぱり高校生になってもいじめてくるドレッド野郎を椅子で殴って刑務所に入って、ヤクの売人になってるんです。



小学生、高校生、大人の3部に分かれてるんですけど、ポスターはそのそれぞれのシャロンの人の顔ですね!うまく一枚になってます。

特に高校生のシャロンは、ちょっと卑屈な顔してて、これまでずっといじめられてきたことがかんじられる顔でした。


アカデミー賞の前の何かの番組で見たんですけど、夜のシーンでは画面に青を足してるそうです。

画面がぼやけてたり、ブツッと真っ黒の画面になったりと独特の画面だったりするんですけど、画質の雰囲気がよかったです。




まあまあ、這い上がれない辛い環境じゃないですか。

でも、生々しいディープさは排除されていて、とても見やすいです。




出てくる人、みんな悪い人じゃないんですよ。

ホアンは麻薬ディーラーだけど見ず知らずのシャロンを保護して面倒を見てあげていたし、シャロンには誠実な人でした。
シャロンのヤク中の母親だって、薬物から離れれば息子を愛する親なんです。

人にはいろんな側面がありますね。








高校の時に好きだったのに裏切られて疎遠だった男の子から突然連絡があって、会いに行くところがあるんですけど、この時のシャロンの身支度するシーンが特に好きでした。

ボウズのくせに髪にブラシまでかけて!
ムキムキ💪のおっさんなのに、すごく可愛いんです。




これはシャロンの恋の話だと思います。