専業主婦で2児の母


三田とりの


と申します。




子どもの服を買う時に、

本人の意向を大事にする

を、心がけています。


私は昔服を買ってもらうというのが一大事で、

金額に物凄く気を遣って

好きな物と言うより買える物を選んでいました。


行くのが田舎の店なもんで

選択肢も少ない。


というかもうですね、

ジャスコかしまむらの2択でした。


2択。


その中から安い物を選んでいく。


いや、今ならその買い物も楽しめるんです。

むしろ

宝探し最高!

のテンションで盛り上がります。


が、当時は卑屈になっているのもあり

服を買うのがとにかくしんどく、

その服を着て外出して人に会うのは

苦痛でした。


あるいは苦行。


とかく苦。


中学は部活が忙しく年中ほぼ無休で

ジャージかユニフォーム。


時々しか着ない私服がダサいやら違和感やら。


流行りの服を私如きが着るのは罪悪だ

とすら思い詰めていましたが、

今考えれば適当な流行りの服を着て埋もれるのが

1番負荷が低かったんですよねぇ魂が抜ける


なぜあえてそこから逃げて妙なプリントの服とか

よくわからんサイズ感のパンツを選ぶのか魂が抜ける魂が抜ける


当時のオタクにありがちなクソダサ私服でした。


そう、昔のオタクはダサかった。

着飾るなんて、くらいの気持ちすらあった。

服より本・マンガ・グッズ。

それでこそファンであるみたいな。


今のオタクさんはお洒落な人が多くて、

時代の変化を感じます。


良きことです。

あれもこれも楽しんで、蔑まれない良き社会。





とまぁそんな暗黒学生時代ですが、

これが異常な程のコンプレックスに繋がりまして。


経験から、

ある程度のおしゃれは人生を救う

と思ってます。


なので、子どもが服を買うときは

極力一緒に行って希望を聞く。


ネットなら一緒に見て選ぶようにしてます。


買い物に慣れて欲しい。

めちゃくちゃオシャレでなくても、

それなりな感じでいける練習をしてほしい。


で、息子に勧めたのが

シンプルなシャツを羽織る事。


細身なので

カーディガンやシャツを緩く羽織るのが似合う。

体型的に私にはできない着こなしです。

(肉がついていると「緩く」ならない……)


最初は

面倒くさい、ボタンはどうすんだ

なんのかんのと文句を言っておりました。


しかし先日。


ニヤニヤしながら


「シャツの着方が格好いいとほめられた」

「女子に」


と、報告してきました。




でーーーーーっしょーーーーーーー!!!???



踊りましたね、母は。


数十年を経て救われましたね、私が。




たかが服、されど服。

褒められれば嬉しく、

貶されれば苦しい。


己なりのおしゃれ道が特に無いなら、

無難かつ似合う上で

財布に害が無い買い物を。


1000円位のシャツが、良い仕事をしました。





今の私は相変わらず

妙なプリントや

微妙なサイズ感の服を着ていますが、

昔と違って楽しく好きな物を着ています。


ほんと、たかが服されど服。


楽しく気持ち良く暮らしたいもんです。