※いよいよというかようやくというか、やっと「石あかりロード」になりました。ここでもまあいろいろありましたが、総じていい時間ではございましたよ。最後はグッタリでしたが。

 

初出:2010年9月3日

 

 

 讃岐うどんはおいしかったですよ~。

 

 まあ、ウチはわたしがけっこうラーメン筆頭に麺類が好きですからね、毎週末、土日のどちらかの夕食はうどんかそばってほぼ決まってるんですね。

 

 で、生うどんの日は、必ず「讃岐うどん」なんですよ。

 

 え?名古屋なんだからきしめんだろ?って?

 

 えっとですね、名古屋人はきしめんなどほとんど食べやしませんね。(※意見には個人差があります)

 

 なんなんでしょうね。

 

 きしめん以外の名古屋名物、ひつまぶし、ミソカツ、味噌煮込みうどん、は普通に夕食とかでも食べたりするのに、きしめんだけはほとんど食べない。

 

 わたしなんかもう何十年も食べてないです。

 

 たぶん高校生のころ食べて以来食べてないんだと思いますよ。

 

 いやほんと。

 

 で、香川の人の愛する讃岐うどんですね。

 

 もうなんか、プライドですもんね。

 

 讃岐うどんに勝るものはない、って感じで。

 

 まあたしかにおいしいですけど、それほどのもんでも、なんて思ってましたが、ここのお店で食べたざるうどんはやっぱり絶品でした。

 

 ホテルでのいやな思いは払しょくされたといってもいいほどでしょう。

 

 おなかもふくれて、またまた幸せな気持ちが復活。

 

 笑顔も戻り、さあ今旅行のメインイヴェント、石あかりローーーーードッッッ!

 

 もうね、ほんとそのあたりからちょっと緊張気味でしたよ、わたくし。

 

 うどん屋さんから駅まで歩く時間ももどかしく、高松築港駅ではまたまたテンションあがってビデオ撮りまくり。

 

 ことでん(琴平電鉄)の車掌さんがお姉さんだったのをいいことに、またまたコウフン、ビデオ撮りまくり。

 

 ちょっと落ちつけよ、と自分で自分を律しようとしても欲望と情熱にはかないませんね。

 

 単線の、2両しかない電池で動いているかのようなショボいことでんですら情緒に化けるこのテンション。

 

 やっぱり殺人的な暑さではありましたが、テンションが上がりすぎて意識がどっか飛んで行ってしまっているために、心頭滅却状態のわたしには、暑さなどものかはでした。

 

 ただ、ことでん内部は異様にエアコン効いてましたが(笑)。

 

 で、一駅行ってとなりの瓦町駅で乗り換えるんですが、なんとそこは高松築港駅がウソやと思えるほどの近代的な駅。

 

 Loftがありましたもんねえ。

 

 東京駅で、総武線から京葉線に乗り換える、だれでも一度は嫌気がさすというあの道のりが縮小されたような動く歩道を使っての乗り換えもちょっとビックリ。

 

 香川って、日本で一番小さな県ですが、それをものともせず、いろいろ考えてんな、がんばってんな、って、ほのぼのっとしてしまいましたところですね。

 

 ま、エラそうに失礼なこと言ってますけどね(笑)。

 

 さて、八栗(やくり)の駅までは約20分。

 

 けっこう乗ってましたね。

 

 夜だったので景色なぞはまったくわかりませんでしたが、あとで地図で調べてみたら、なんか川の上やら港の近くやら、海のすぐ横やらを走っていて、驚きました。

 

 日中やったらいい景色だったのかもね、などと妻と復習したものです。

 

 で、八栗の駅を降りると、もう、すぐお出迎えのように石灯りが立っています。

 

 ここから1kmにわたってのほぼ一直線を、光につつまれながら行って帰ってくるのだ、と。

 

 ただね、わたし勘違いというか、もうほぼそれは妄想に近かったのかもしれないのですが、八栗の駅から駒立岩までキラキラキラキラ、ルミナリエかミレナリオかタワーズライツか(笑)のごとくまばゆい光を放っているものだとばかり思っていたのですね。

 

 でもね、そうではないんですよ。

 

 真逆。

 

 正反対。

 

 天と地。

 

 月とスッポン。

 

 美女と野獣。

 

 野女と美獣。

 (↑「やじょとびじゅう」)

 

 そりゃあそうですね。

 

 考えたらわかります。

 

 だって、町おこしの一環。

 

 住宅街の各戸の玄関先に、電気代までもってもらっての石灯りじゃないですか。

 

 そんな、これでもか、くらいにキラキラアフロしてたら、金はかかるわ、まぶしくて寝られないわ、熱でさらに暑いわ……。

 

 ね、雰囲気想像できますでしょ?

 

 さらに、ひとつひとつの石灯りも、そんなにまぶしく光っているわけではない、と。

 

 そりゃあもう、精霊流しよりも光源少ないですね。

 

 でもまたそれがおごそか~で、い~い雰囲気でして、とぉ~っても心が洗われて……。

 

 静か~な住宅街に、なにやら神秘的な、大きなものでも腰の高さくらいまでの小さな光のモニュメント。

 

 日ごろのあくせくした自分がアホに思えるほど。

 

 わずかなのに圧倒的ともいえるその情報量に、不肖わたくし、しばらく鳥肌が後をたちませんでした。

 

 ちょっと上の娘が、疲れたんでしょうかね、往路の半分ほどで動けなくなってしまい、往路の後半と復路の前半は下の娘とふたりだけの行程になってしまったのはちょっぴり残念ではありましたが、まあ、妻と上の娘にはまたの機会を楽しみにしていてもらいましょう。

 

 それよりももっと残念だったのは、途中に休憩所としてお茶をふるまってくれる広場があるんですけれども、そこでハーモニカを吹いてる人がいたんですが……。

 

 そのハーモニカで演奏する曲が、「荒城の月」だったりなあんかわからない古臭~い曲で、うるさいことこの上ない。

 

 そりゃあね、やってる本人はご満悦でしょうよ。

 

 見られてることを意識して、次々と休みなく得意げに吹かれるクラ~イ曲。

 

 まあ、昔っから近所の人たちとかにほめられてたんでしょうな。

 

 自信満々にハーモニカを吹くじいさん。

 

 だあれも聞いてない、ゆーねん。

 

 騒音でしかないですね。

 

 よく廻りの家からも文句が出ないもんだ、と。

 

 町おこしだから、と我慢してんでしょうが、わたしだったらとてもじゃないけど我慢できません。

 

 お願いだから、そのハーモニカだけはやめてくれ、って。

 

 拷問ですよ、ありゃ。

 

 まあ、せっかくのいいイベントなんですから、もうちょっと事務局も考えなあかんでしょうな。

 

 あ、そうそう、それからですね、これは、残念というわけではないのですが、ぜんぜん人いませんよ。

 

 だからとっても落ち着いて光の幻想に身をゆだねることができます。

 

 道の両サイドに石灯りが飾ってあるので、往路は片側だけを見て、復路で逆側を見て帰る、というのが匠の技でしょう。

 

 上の娘も復活して、復路の後半はふたたび家族みんなで石灯りを堪能。

 

 素晴らしい、至福の時間を過ごしたのでした。(ハーモニカ以外は)

 

 でもね、さすがに帰るころにはぐったりなのは、わたくしでありました。

 

 乗り換えの瓦町駅は建物内の駅なんですが、そんなところのフォームにハトがいたりして、しかもなんかそのハト、自分の巣にでもいるかのようにうずくまって落ち着いたりして、ビデオ撮って喜んだりもしましたが、でもやっぱりわたしはぐったり。

 

 高松築港で降りて、コンビニで翌朝の朝食用にパン等を購入すると、ホテルに帰ってみんなで順にシャワーを浴びます。

 

 ま、元気そうに見えた子たちでありましたが、さすがにやっぱりシャワーから出てくると、あっという間に深い眠りに落ちておりました。

 

 石あかりロードに出かける前に、早朝3時から着ていた、14時間にわたる猛暑下の汗でびっしょりになって、考えられないほどくっさ~くなってしまったTシャツを、着替えていったのにもかかわらず、この時すでにそれと同等なくらいくっさ~くなってしまった2枚目のTシャツを脱ぐのももどかしいくらい緩慢な動きでシャワーを浴びると、わたしも知らないうちにそれはそれは深~い眠りに落ちて行ったのでありました。

 

 そして翌朝、事件はおこったのですね(笑)。

 

 乞うご期待、です。

 

↑琴平電鉄、通称ことでん、です。雰囲気は田舎感満載でとってもいいです。

 

↑そうそう、これ見て思い出しました。わたしの誕生日の翌日ですよ。ぱぱの誕生日旅行だったのでした。

 

↑こういう感じです。どっちかっていうと向かって左後ろいあるようなのがずーっと並んでるわけです。いーい雰囲気なのです。