2017  104min.

 

⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️☆☆☆☆

ネタバレ 有り

敬称略  有り

 

ええ、ええ、ホラー映画ですとも。😅

 

ま、製作が「パラノーマル・アクティビティ」の、監督がコメディアンの、っていうからあんま期待はしてなかったんですが、そう考えると逆の意味で期待を裏切ってくれたかな、という感じです。

 

冒頭シーン、黒人の青年が人っ子一人いない薄暗い住宅街を一人で歩いていていきなり襲われるところは、心霊とかじゃなくってフツーに怖かったんですけど、そもそもあんなとこあんな時間に一人で歩いてるってのがムリある気はしましたかね。

そもそも薄暗くて黒人だったために顔の判別ができなくって、そのあとで主役のダニエル・カルーヤが出てきてからは、こいついつ襲われるんやろ、てずっと思ってまして、あ、別人かあ!て思うまで半分以上かかりましたよ。😅

 

 

ダニエル・カルーヤはけっこうな男前でしたね。

 

 

 

 

 

↑彼女が白人てのも、まあ今の時代だからね、とは思います。

 

 

 

ただね、わたしこれ、べつに人種差別してるわけでは決してないんですが、たとえば複数人のグループの中に黒人がいないとクレームが来る、とか、賞レースに黒人がいないと問題になるとか、そういう風潮はやめてほしいなあ、とは思います。

もちろん、差別をしてて出さない、なんていうのは言語道断ですけど、そうじゃなかったら自然発生的なものでいいと思うんですよね。

だってアメリカって人種のるつぼでしょ?黒人だけじゃなくって、アジア人とかヨーロッパ出身とか言い出したらキリがないじゃないですか。そのうちネイティブがいなくなったりして...😅

 

で、この映画のカップル関係...。なんか製作陣が過剰に反応したんじゃないか、って。

ダニエル・カルーヤのセリフで、「おれが黒人だって両親に言った?」てのがあるんですけど、ならやっぱりそう思ってんじゃん、て。

 

なんて思ってたら、映画が佳境に入ってきてからけっこう激しめに人種差別的なことになってきて、ガックシすることになってしまいましたよ。

 

さて、それはそれとして。

 

主人公のクリス(ダニエル・カルーヤ)が恋人のローズ(アリソン・ウィリアムズ)の家に挨拶に行って、ローズの両親と会うんですけどね、そのお父さんがリチャード・ドレイファスにそっくりだったんですよ。

最初見て、あれ、リチャード・ドレイファス出てんの?て、思わず声出しちゃいましたからね。

でもよく見たら違ってて、とはいうものの、あれ、なんか見たことあるなあ、て。

 

 

まあ、パッと見リチャード・ドレイファスですわね。

 

 

う〜ん、やっぱ見たことあるわ、誰やったかいなあ、なんて思ってて、気づいた時にぶったまげました。🤣

 

 

ブラッドリー・ウィットフォードじゃねえか!
😵😵😵😵😵😵

 

 

テレビドラマ「ザ・ホワイトハウス」で有名ですね。わたしは映画「キャビン」の彼がいいと思いますが。☺️

 

なにしろ、映画「ガッチャ」で見たアンソニー・エドワーズを

 

 

 

「トップ・ガン」で見たときくらい衝撃でした。

 

😵

 

 

 

 

さて、映画ですけどね

 

...

 

 

 

なんかゆっくりなんですよ。前半はもうこれでもかっていうくらい、ゆっくりゆっくり進みます。となるとどうなるか。

眠くなるんですよねー。しかも催眠術とかでてきた日にゃあもうダメだわ〜、ですね。すぐ眠くなりました。いや、寝ました。😅

さすが「パラノーマル・アクティビティ」ですね。

 

この、ローズのお母さんが持ってるティーカップがミソです。

 

 

 

 

ちなみに「パラノーマル・アクティビティ」、わたしなんも怖くなかったです。もうとにかくじれったくて面倒くさくて、ほとんど早送りしました。😅

 

で、そんなこんなで開始40分経ちましたが、見えて来んなー、て。あと1時間でなんかことが起こって終わるのか?って真剣に悩みましたよ。

 

もちろん悪くないところもあって、ちょっと「トワイライトゾーン」ぽいな、ていうのはホラーというよりサスペンスに近いのかな、なんて思ったり、あ、でも「トワイライトゾーン」だから、ゆっくりでじれったいのも、そのために眠くなるのもしゃあないか、なんて思ったり。

 

 

「トワイライトゾーン」ですね。

 

 

 

その後ようやくことが起こってからは、今度は急テンポで謎解きが始まります。前半と後半で違う映画じゃないのか、とか思います。😁

 

で、クリスの親友ロッド(リル・レル・ハウリー)が俄然露出してくるんですけど、さすがのコメディアン、なかなかにいい動きをしてくれます。

ホラーでコメディアンてのは、本作では監督が、てのもありますけど、これ意外にアリなんですよね。芸人てある意味舞台俳優ですから、演技うまいわけですよ。だから、草彅剛みたいな下手なアイドルもどき使うなんかよりよっぽどいいわけです。🤣🤣🤣

 

 

本作では、オツム弱すぎるけど機転はきくって役をしっかり演じてました。

 

 

案の定、とんちんかんな説明を警察にして、爆笑されてましたね。🤣🤣🤣

 

 

 

 

あと余談ですが、なんか、本性を現したローズが、惨劇が繰り広げられる宅内でiPodかなんか聞いてるんですけど、流れた曲が、映画「ダーティ・ダンシング」の主題歌「タイム・オブ・マイ・ライフ」だったんですよ。

なんでや?てなりました。

アカデミー賞受賞曲ですからね。

いや、まあいいんですけど、ええっ!?とはなりますよね、やっぱり。😅

 

閑話休題。

 

最後、クリスが次々と殺していくところの描写は容赦ありませんでした。ただやっぱりこれも、ホラーというよりはアクションに近いかなあ、とは思います。リーアム・ニーソンがダブりました。😅

 

 

ほぼみんな死んでます。

 

 

で、ラストはやっぱり友達が助けてくれんのね、と。想定内でしたが、まあよかったよかった、でした。

 

今日の一言

「両手は椅子に縛り付けられてたけど、どうやって綿を耳に詰めたのかなあ?」

 

 

レビュー さくいん