ジョン・ウィック 2014  101min.

ジョン・ウィック 2017  122min.

ジョン・ウィックパラベラム 2019年 131min.

 

いやこれは、まあ掛け値なしにスゴイです。😅

 

これまでに三部作あって、三作ともチャド・スタエルスキ監督、キアヌ・リーヴズ主演、その他出演者もみな同じとなってまして、やってることは、シチュエーションこそ違え、殺し屋であるキアヌ・リーヴズが敵を容赦なく殺していくという、一見すると単純明快のようなんですが、これ二作目、三作目と続くにあたってどんどん内容が深みにハマっていって、要するにシリーズものというよりは、これ全作揃って一本の物語という様相です。

 

となると、前回紹介した「スター・ウォーズ」を思い出しますが、皆さん、この映画はそんな生やさしいものではありませんよ。冒頭で言ったように、とにかく「スゴイ」んです。😅

 

まあ、「スゴイ」って意味はいろいろありますけど、この映画は「R15+15歳未満の入場・鑑賞を禁止する」ってだけあって、次から次へとみんな死んでいきます。その他大勢の登場人物は、とにかくキアヌ・リーヴズに殺されるためだけに出てくる、みたいな、カメオ出演的な感じすらしてしまいますね。🤣

 

ただ、キアヌ・リーヴズ、容赦ない殺し屋の役ですが、決してスティーヴン・セガールではありません。それなりにやられて、それなりに痛みます。😆

 

そういうところで人間臭さを出そうとしたんでしょうけど、けっきょくボロボロの割に格闘シーンも全開でこなしたりしてて、ケガとかはするけどそういうスティーヴン・セガールといえばそうなのかもです。

 

ま、いずれにしても、最初っから最後までほぼノンストップのアクション、いやもとい、ほぼノンストップの殺戮シーンですから、飽きはしないですね。🤣🤣🤣

 

 

こんなキレイなキアヌ・リーヴズは最初だけです。

 

このバカがなにも知らずにちょっかいかけるから、その後三作にわたってトンデモないことが起こるわけです。

 

こんなんされたジョン・ウィックことキアヌ・リーヴズは、一瞬にして復讐の鬼と化し、せっかくの誓いも破って銃をぶっ放しまくると、まあそんな感じで、誰にも止められなくなってしまったのでした。

 

こんなんして、

 

こんなんなって、

 

 

こんな恐ろしい殺し方して、

 

無慈悲に立ち去るのでした...😅

 

なにせまあ、殺し方がえげつない。至近距離から数発身体に浴びせたのち、敵の倒れぎわに頭に二発撃ち込む、というのがデフォルトです。

 

これを基本に、まあそれはそれは撃ちまくる、ということですね。

 

なんかこう、もうここまでくると痛快とでも言いましょうか、わたし失笑しながらのめり込んでました。

 

実は三作目のラストは、明らかに「つづく」でして、四作目は今年2022年、同じメンバーで公開予定だそうですから、それはそれは楽しみなのでありますね。

 

監督がずっと同じ、ってのがミソですからね。更なる大量殺戮に期待するといたしましょう。🤣🤣🤣

 

 

出演はほかに、なんかここんとこずっと悪役づいてしまったウィレム・デフォー。

 

わたしこの人の初見は、あのウォルター・ヒル監督の伝説のファイト映画「ストリート・オブ・ファイア」でした。まあそこでも悪役でしたけど、なにせこの風貌です。強烈な印象でしたよね。

その後「L.A.大捜査線/狼たちの街」を経て「プラトーン」での演技を見てわたし、涙してしまいました。ああ、この人がこんな素晴らしい役者になるなんて、て、感慨無量だったわけです。

で、その次の「ミシシッピ・バーニング」で神様ジーン・ハックマンと共演して、すっかり性格俳優になるのかと思ったら、紆余曲折を乗り越えて「スパイダーマン」で悪役に戻るという...。まあわたしは、そのブレない姿勢に感服ですけどね。😆

 

 

あまり日本では馴染みがないかもしれませんが、わたしこのジョン・レグイザモはテレビドラマ「ER」で知ってまして、なかなかに好きな役者さんでしたので、ここで再会できたのは嬉しい誤算(?)でありました。「ER」の出演が良かったのでしょう、ここ十数年、チョイ役ではありながらも年間24本の映画に出演しているお忙し俳優なので、どっかで見たな感のある役者さんですね。

わたし昔からそういう役者さんが大好きで、古くはジャック・ウォーデンだとかロバート・デュヴァルだとか、エド・ローターとかディック・ミラーとか、聞いてもピンとこないだろう方たちの大ファンだったりします。☺️

 

キアヌ・リーヴズが殺した、それはもうたくさんの死体を片付けるお掃除屋さんの役で、右端に映ってるデイヴィッド・パトリック・ケリーの出演も嬉しい驚きでした。「48時間」と、「コマンドー」ではアーノルド・シュワルツェネッガーに崖の上から片手で逆さに吊り下げられて、最後には落とされる役で出てましたから、ご記憶の方もおられるかも知れませんね。あれから約30年、老けるわけです。😅

 

ドラマ「フリンジ」に出てたランス・レディックと、

 

「ジャックと天空の巨人」なんかに出てたイアン・マクシェーンは、三作目でトンデモなことをしでかしますので、目が離せませんよ。😁

 

こうなってくるともうほんとに四作目が楽しみで楽しみで、仕方ありません。

 

今年でキアヌ・リーヴズも58歳ですが、リーアム・ニーソンほどの衰えはまーったくありませんから、乞うご期待ですね。

 

決してこのラストシーンでほっこりしてはいけないのでした。

 

今日の一言

「キアヌ・リーヴズ、走る姿はダサいんだよな〜😭

 

 

レビュー さくいん