1996年 108min.

 

ご存知でしょうか?

 

ご存知でなくてもこのフォントを見れば。だいたいの見当は付くかと思います。ので、ジャンルによってはとても観られない人もいるわけで、先に言っておきます。

「ホラー映画」

であります。しかも、ただのホラー映画ではございませんよ。スプラッター、です。

 

わかりますか、スプラッター。

↓こういうやつです。

 

 

 

 

あ、いや、違いますね。これは「バケラッタ」です。

 

などとくだらないギャグはスルーして、「スプラッター」。

要するに、腕はもげるわ頭は飛ぶわの血しぶき吹き荒れる、決してお子さまたちにはお薦めできない映画なのです。

 

わたしは、のちのトラブルがイヤなので、人にものを薦めるということは一切しない主義なのですが、薦めないかわりに辞めさせることはできます。これはそんな映画です。スプラッターがダメな人は、決して一人で観ないでください。😅

 

この映画を初めて認識したのは、なんの映画だったか忘れちゃいましたけど、ヨメと二人で映画を観に行って、そこに貼ってあったポスターで、でした。

 

当時の世間は、第何次かの海外ドラマブームで、ウチも子供が産まれる前くらいだったので夜によく海外ドラマを観てましてね。で、「ER」を観てました。月曜夜11時にはBSにチャンネルを合わせるのがデフォルトで。そこに小児科医のダグラス・ロス役で出てたのが、この映画の主人公であるジョージ・クルーニー。わたしポスター見て、

「あ、ロス先生やん」

て言ったのをはっきり覚えてます。

 

 

 

首を傾げる姿は健在ですね。😊

 

で、「フロム ・ダスク・ティル・ドーン」に話を戻しますが、のっけからなんかコンビニで銃ぶっ放してイメチェンした悪ロス先生が見られます。おお、これは珍しい、ちょっと楽しみでないかい、と思ったわけです。

 

とりあえずこの映画を初めて観たときは、なんの前知識も入れずにいましたから、どんなジャンルのどういう映画かなんてまったく知らなかったのですよ。

ところが、そんなワクワク感も、クエンティン・タランティーノが出てきて不穏な空気が流れ出します。

 

 

↑輪をかけて悪そうですよねー。🤣

 

兄弟役ですわ、ロス先生と。あ、こいつヤバい、的な。

 

ということで、珍しく善人ぽいハーヴェイ・カイテルが出てこようが、↓

 

 

 

国境警備隊員役でチーチ・マリンが出てこようが↓

 

 

 

やっぱり不穏な空気なんですよ。

 

 

あの、とっくにロス先生たちはコンビニで人を殺してる訳ですから、そういう空気はもちろんなんですけど、ここでわたしが言ってる「不穏な空気」ってのは、「いやいやこの映画、大丈夫なのか」ってことです。なんかはちゃめちゃなことにならなきゃいいが、って心配感が満載、ということだったんです。

 

で、結論から言うと、不安は的中ですね。

 

 

↑ダニー・トレホが出てきて、あ、こらアカンわ、て思ったら、すかさず

 

 

 

↑トム・サヴィーニ。あのこの人、不急の、じゃない、不朽の名作「ゾンビ」で特殊メイクやった人です。

要するに、つまりこの映画は、↓

 

 

 

↑こういうことに、でもって

 

 

 

↑こういうことになるわけです。

 

ただね、ザンネンなことは、こういうシーンが畳みかけられてない、てことでした。

冒頭シーンも長いし、その後もなんかダラダラしてて、↓

 

 

 

こういうサービスもまったく余分です。このおねいさんが踊るシーンが、まあ長い。わたし、若干意識を失いましたね。

 

タランティーノってこうなんだよなあ、です。なんかカリスマ的にもてはやされてるところはありますが、わたしはあんまり好きではないです。

 

あ、ごめんなさい、タランティーノはこの映画では脚本担当です。

 

ちなみに、故ジョン・サクソンさんがカメオ出演してました。↓

 

 

 

で、1時間してようやく事が起こり出してからは、なんかもうバッタバタで、わたしの感想としては、ジョージ・クルーニーのムダ使いだったかなあ、て。😅

 

あまりのバッタバタで、ロス先生、最後はこんなんなっちまいました。🤣🤣

 

 

ご興味あったら観てみてもいいとは思いますが、保証はできませんので悪しからず。

 

今日の一言

「あれ、チーチ・マリン、あんたここにも、あれここにも?」

 

 

レビュー さくいん