みなさん、「阪急電車 片道15分の奇跡」って映画、ご存知でしょうか。
ラノベの帝王、いや女性ですからラノベの女王、有川浩氏の青春群像劇を実写化したものです。
あれ?勘違いされてる方、いやしませんか?「図書館戦争」で有名な作家、有川浩さんは女性ですからね。「ありかわひろし」ではなく「ありかわひろ」ですからお間違えなく。☺️
というところで、その有川浩さんにしてはおっしゃれーな(失礼!)小説を、かくも忠実に映像化されては、有川浩ファンのわたくしも、ぐうの音もでないほどでありました。
ちなみにわたし、映画が趣味ですが、読書も書くことも趣味でして、読む方は、東野圭吾、有川浩、米澤穂信(祝!直木賞受賞!)、道尾秀介、伊坂幸太郎各氏の小説は読破しております。m(_ _)m
いやまあそれにしてもこの映画、あんまり話題にはならなかったようですが、名作ですよ。
たまたま同じ阪急電車に乗り合わせた、まったく縁もゆかりもない人たちの別々の話が別々に進んで行ったのに、気がついたらなにやらどれもがうまーくビミョーに絡み合って、最後にはみんながどこかで繋がっていると言う、すっかり有川ワールドにハマる結果となります。
でもそれがなんともはや心地よい。
それは、各登場人物全てがとってもやさしくってかわいくって、でも力強くって、魅力的だからにほかなりません。
全編通してずーーーっと笑顔で観られて、なんか気づいたら涙が流れてると言う、邦画史上でも珠玉の名作と言えると、わたしは思ってます。
まず中谷美紀さんが登場です。
綺麗やなあ、なんて思ってるとすぐにこやつらが画面に登場します。↓
鈴木亮平と安めぐみ。なにやら不穏な空気が流れますよ。
物語はこれをひとつの軸として進むんですが、軸が芯になってるかというとそうではなく、一本の幹として、ここから枝葉が出てくるんですね。
突然の宮本信子さんの登場には、同じ名古屋出身の身としては、ゾクゾクしましたね。いくつになってもお綺麗ですが、
芦田愛菜ちゃんと祖母、孫の役なんてのは、最強のツーショットかもしれませんね。ここでもうほっこりです。ジーン・ハックマンとデニス・ホッパーのツーショットとはわけが違いますな。🤣(前回ブログ参照)
おばあちゃん、やけに孫に厳しいんですけど、それがラスト前に効いてきます。乞うご期待、です。
続いて有村架純ちゃん。等身大の女子高生の役ですから違和感なく、そのかわいいことったら。
若き戸田恵梨香も、可愛さでは負けてませんね。
2011年の作品ですから、11年前ですか。わたしはふっくらした彼女のが好きです。ちなみに役名は「ミサ」。「デスノート」を思い出させますね。
南果歩ちゃんもおかわいいですよ。後半では戸田恵梨香から、しつように「おばちゃん」呼ばわりされますが、そんなこたないです。わたしはどストライクです。😊
かわいさで言ったらこの二人、勝地涼と谷村美月も負けてません。若干のお笑い担当ですが、もうかわいくってかわいくって、愛しくてなりません。
こうした面々のそれぞれの話を、片道15分の阪急今津線の車内での出来事にからめて、120分の上映時間のちょうど半分である60分を往路、残りの60分を半年後の復路として描いてます。半年後にそれぞれがどう変わって成長していくか、ってところが見所だなんて、なんてオシャレなんでしょう。☺️
架純ちゃんなんて↓
ちょっとふっくらまでしてるようで、いやはや何があったんでしょう、的な。
ちなみに、そんな架純ちゃんからケチョンケチョンにアホ呼ばわりされる、架純ちゃんの彼氏役は誰やろ、って思ってたら...。↓
お前かい!の玉山鉄二。東野圭吾の「手紙」や朝ドラの「マッサン」で魅せた演技派の面影はいったん置いといて、の3枚目演技は、さすがの巧者ぶりでした。
若き宮本信子さんの役をやった黒川芽依ちゃんは、わたしは前からファンなんですが、言われてみればどことなく似てるようで、なかなかのキャスティングにもうならされます。
このほかにも、友情出演の相武紗季ちゃんや(鈴木亮平も友情出演です)、特別出演の故大杉漣さん、高橋努や小柳友なんかが出てて、いちいち鳥肌ものなのでした。
まあなんにせよ、最初っから最後までホッコリし通しのこの映画、あっという間の120分は至福の時間となりました。
観てよかったなあ、って、心からそんな気になる、いーい映画でありました。
ラスト前はやっぱり宮本信子さんに暴れてもらいましょう。泣きながら笑えます。そら愛菜ちゃんも、こんな顔になりますって。🤣🤣🤣
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